7月の家族へメッセージ 「怒りとは・・・」


7月の家族へメッセージ
今年2021の7月は、長引くコロナ禍の中で、波乱含みの「オリンピック・パラリンピック」がいよいよ開催されます。カレンダーの祝日が変更になっているので注意ですね。それにしても国民には感染予防対策を徹底するように言っておきながら、その反面で海外からの選手団や関係者の流入には甘いので国民は政府に納得いきませんよね。言っていることとやっていることに矛盾があると政府への信頼は崩れます。そう、対人関係もそうなんです。自分の言っていることと行動がちがうと信頼はなくなりますね。気をつけましょう!

さて、先日(6/29)川口市の男女共同参画推進セミナーとして、「親子のためのアンガーマネジメント」の講座が開催されました。参加された方いらっしゃいますか?勉強になりましたね。今月は「怒りのコントロール」について、いっしょに考えてみましょう。

コロナ禍の中で、家庭内ではたいへんなことになっているケースが増えています。

それは家族の距離感です! 距離感が近いと良いこともあれば、よくないこともあります。

在宅ワーク、テレワーク、オンライン会議などが増え、夫婦がいっしょに家にいる時間が増えました。もちろん夫婦でもお互いを理解し合い、認め合い、助け合い、仲の良いご夫婦の場合、いっしょの時間が増えてうれしいという報告もあります。

しかし、そうでないケースが目立ちます。

人間ですからいつも機嫌がいいわけではありませんね。人間の感情には良い感情(うれしい、喜び、楽しい、わくわくする、幸せ、満足、感謝、ありがとう)と、あまりよくない感情(イライラ、クヨクヨ、モヤモヤ、怒り、悲しい、寂しい、つらい、苦しい)があります。あって当然なのです。

 

よくない感情のときに、自分以外の人、とくに家族にあたってしまうことありませんか?

気分もよく体調もよいときには、怒らないようなちょっとしたことでも、何かが気になっていると、イライラしたり、モヤモヤした気持ちになることがありますね。あるあるですか?

「怒り」という感情の裏側には、「どうしてわかってくれないの!」「とても悲しい」「とても孤独だ」「とても寂しい」などの気持ち(感情)が隠れています。

それらを相手にわかってほしくて「もう~~!!!」(# >Д<)となってしまうのですね。

 

「怒り」とは、気持ちを伝える表現や行動なのです。

怒りには、わかってほしい=私を理解して=私を認めて=私を受け止めて=私に寄り添って・・・などの気持ちが含まれています。

ここまでいいですか? 怒りの正体が見えてきましたね。

ここからが分かれ目なのですが、怒りは自分の気持ちであり、自分がそういう手段(怒るという方法)で、相手にわかってもらおうとしているのだ!と、気づいた人いらっしゃいますか?

気づけたら次に進めます。気づけない場合は、どうしてでしょうか?

認めたくない気持ちが強いとき。不公平だ理不尽だと感じているとき。原因を全面的に相手のせいにしたいとき。どうですか? 気づけないのではなくて気づきたくないのですよね。

そういう心境のときは専門家に相談しましょう! ひとりで抱え込まないことです。

 

怒りという形(表現)じゃなくても、気持ちを伝えることはできますよ!

自分の思うようにならないことを書き出してみましょう。

まずは冷静になること。客観的になることで、自分自身をもうひとりの自分が外から眺めてみます。俯瞰する。

そのために、イラっと来たら、深呼吸をしましょう。イライラのスイッチが入りそうになったら深呼吸!吐き出さないと吸えないので、ふぅ~っと6秒息を吐き出しましょう。吐けば吸いたくなるので、3秒吸います。吸ったらお腹にとめて、またゆっくりふぅ~っと吐き出します。これを10回繰り返しましょう。

自分の呼吸に意識をもっていくことで、思考が嫌なことから少し離れます。そこで俯瞰できるのです。

まずはここまでやってみましょう。

怒り以外の方法で、気持ちを伝えるにはトレーニングが必要です。いま教わったからと言ってそう簡単には「怒りの習慣」を変えることは難しいのです。そう、習慣になっているからなんですね。

でも大丈夫。あきらめないで。あなたをしっかり理解してくれる専門家といっしょにトレーニングを続けていけば、怒らないで済む方法をマスターできるでしょう。

自分の気持ち、正直な気持ち(寂しいとか、悲しいとか、理解してほしいとか、話を聴いてほしいとか)を相手に誠実に伝えるだけでいいんです。

それでもわからない相手は怒ってもわからない人です。怒れば言うことを聞く場合は、一見効果があったように見えますが、実は本当に理解しているのではなく、怒られる恐怖で怒るのを止めたい、やめさせたいから聞いているふりをしているだけなんですよ。だから同じことを繰り返します。そういう場合は私のような専門家が介入したほうがいいので言ってください。

もっと具体的な方法は、おいおいまた伝えていきますね!

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