いま子育てに悩んでいるママへ
決して自分を責めないで!誰も悪くないんですよ。ママのこころを癒しましょう。
いま、自分の子どもに対して、扱いにくい、育てにくい、子どもの気持ちがわからない、子どもの行動がわからない、「なんで?」「どうして?」そういう悩みを抱えているママたちへ
子どもの生まれ持つ気質(遺伝子的なもの)は、親のそれとはちがいます。自分のお腹から生まれてきたからといって「同じはず」と思ってしまう人も多いけれど、先祖からのたくさんの遺伝子情報があり、それのどれが出るかは誰にもわかりません。神様だってわからないのです。
ですから、「この子、どうも育てにくい?」「なんだか私とちがう?」「なんでこうなんだろう?」と思うことがあっても仕方ないのです。
まず、そう思ったら、そう思ってしまう自分を責めないでくださいね。まわりがなんと言おうと、決してあなたが悪いのではありません。何度も言います。親子でも生まれ持つ気質は異なるからです。
そして、そのあとが肝心です!
「ちがったら変!」とか「ちがっちゃいけない!」はないのです!!
ちがって当たり前なんです。
ですから、そのちがいをよく知ることから始めましょう。
ちがい・・・どんなときにどのような刺激に対して、どんな反応をするか?なにに怯えるのか?など。
早い段階で、その子の特徴、個性に気づいてあげてください。ひとりでは難しかったら、保健士さんや小児科医、発達心理に詳しい専門家などを頼ってください。
決してひとりで悩まないで!
親やきょうだい、夫までもあなたを責めることもあります。それは親もきょうだいも夫も知らないからです。本当の科学的な理論を知らないからです。わからないから、わからないことに対して解決できないとその人も不安になり、落しどころを探し、当事者を責めたりするのが人の心理です。
あなたが孤独を感じることもあるでしょう。
しかし、あなたはひとりではありません。他人でもあなたの味方はたくさんいます。
いっしょに解決してくれる人はいます。だから決して自分を責めたりしないでほしいのです。責めてしまっても気持ちを切り替えてほしいのです。
解決のためには正しい知識と、その理解と、子どもに対応する能力(スキル)を身につけます。
トレーニングも必要ですが、不安になったときは「乗り越えられない困難はない!!私だからできる!」と信じて勇気を出しましょう。サポートしてくれる人はいます。
そして、いろいろな個性があっていいんだと、子どもの特異性や個性を受け入れましょう。認めましょう。
「こうでなければいけない」とか「ふつうはこうだ」とか、まわりから刷り込まれた固定観念にじゃまされるのをやめましょう。
あなたの愛が子どもを救います。
遺伝子的なものは脳のシステムです。個々に少しずつちがっています。ちがいは誰にもどうすることもできません。しかし、その個性を本人が自覚(知って認めて受け入れる)して、自己肯定感をもち、自信をもって前向きに生きていけば大丈夫です。そんなに生きにくさは感じなくなります。
生きにくいと感じてしまうのは、まわりの人の思惑や声に動揺してしまうからなんです。
いつかは、そういう「まわりの人たち」にも、きちんとした教育で、早くから「お互いのちがいを認める社会づくり」に参加していただけるようになると、良い社会、共存できる社会がつくれると思います。
みなさんといっしょにそういう運動をしていきましょう!!
※参考 きくちみよこ著書「イキイキ人生をつくる しあわせ思考」