3月の家族へメッセージ
年度末が来ましたね。別れの季節です。学校では、学年が上がり最上級生は卒業。職場では、転勤、転属など異動の内示が出たり、退職者も出る季節です。送別会があちらこちらで開かれます。
家庭の中でも、それに伴い、バタバタと準備に追われ、なんだかとても気ぜわしなくなります。気ぜわしいと人間はイライラしやすくなります。こころに余裕がなくなるからですね。
こころに余裕がないと、そんな時にイレギュラーなこと、アクシデントが起こると、問題解決能力が低下しているので、ふだんなら解決できることも頭の中がごちゃごちゃして冷静に考えれなくなることがあります。
そして、イライラを誰かにぶつけたくなったりすると、いちばん身近な人に当たりちらしてしまうことも!!
それが夫だったり、妻だったり、親だったり、子どもだったり。
決して他人にはやらないことでも「家族だからいいでしょ」という気持ちで当たりちらすのは大間違いです。どうも日本では、そのような「家族だから家族には何をやってもいい、何を言ってもいい」と勘違いしている文化があるようです。外面はよくして家庭内はひどい。
本来は「家族だから相手の気持ちを大切にする」
「助け合って生きている家族だから傷つけないようにだいじにする」
です。
家庭がコミュニケーションの基本ですから、家庭内で自他尊重を互いにし、相手の気持ちを大切に、だいじに扱うことが必要なのです。家庭内でうまくできている人は、外でもうまくできます。なぜならそれが習慣になっているからです。
ところが家庭内で自己中心的な振る舞いや言動をしていると、親から独立して、結婚したときに自己中な考えの習慣が言動に出てしまいます。それで「恋愛中はこんな人じゃないと思っていた・・・」ということがよくあります。
この気ぜわしい時期に自分の考え方や習慣を見直してみるのもいいと思います。イライラのスイッチ入りやすいほうですか?
後天的にできた人格(ものごとの考え方・捉え方・ものの言い方・言葉選び)は直すことができます。あなた次第です。直すためのサポートは専門家を頼ってください。サポートなしでは困難なことがあります。
この年度末、あなたが動く本人であったら「立つ鳥跡を濁さず」のごとく、きれいに片づけて飛び立ちましょう!やり残したことはありませんか?見直してみましょう。
転職の際は、「後ろ足で砂をかける」ようなことがないように気をつけましょう!感謝の気持ちを忘れずに!