6月の家族へメッセージ


6月の家族へメッセージ

今年も前半ラストの月に入りました。地球温暖化の影響で日本の気候も変わりつつあります。梅雨時でもしとしとと降るやさしい雨ではなく、亜熱帯のスコールのような雨が降りますね。

さて、先週28日に起こった川崎市多摩区登戸の悲惨な事件、亡くなられた方のご冥福をこころからお祈りするとともに、心身に傷を負われた皆様の回復をこころから願います。「拡大自殺を考える」はこちらからご覧ください。

2001年の大阪教育大付属池田小学校の殺傷事件も、秋葉原無差別通り魔事件も、6月でした。季節と事件にどのような因果関係があるのかわかりませんが、5月~6月は自殺者も多いようです。(警察庁の調べによる)

学校にしても、会社にしても、新年度から2ヶ月経った6月は、そこの環境に慣れるか慣れないかの見極めの時期になるのかもしれませんね。

もしも、「なんだか居づらいな~」「まわりに溶け込めていないな~」「浮いてるな~」なんて感じていたら、ちょっと待って。

3ヶ月待ってみましょう!

2ヶ月じゃまだわかりませんよ!あとひと月の間にまだやっていないことをやってみましょう!少し勇気を出して!

ほんの少しでいいから勇気を出して、自分からまわりの人に声をかけてみましょう。最初は小さい声でもいい。聞こえなくてもいい。こころの中で言ってからでもいい。

あいさつしてみましょう。

あいさつは自分から声を出してみましょう!どうしても受け身タイプの人は、自分で自分のことを受け身だと決めつけていることがあります。自己概念、セルフイメージです。

人は、能動も受動もどっちも持っているのです!自分の中の「能動」にスイッチを入れてみましょう。最初のスイッチが入れば、あとは繰り返すだけでいいんです。

先に自分から自分を表現すると、相手は安心します。なにも表現しないと、人は「何を考えているかわからない」と思い、相手に脅威を感じることがあります。

脅威を感じると、避けたり、逃げたり、あるいは攻撃してくる人もいます。それは相手も怖がっているからです。

お互いに相手を怖がっていると、脅威と脅威のぶつかり合いになってしまいます。それがいじめに発展します。

なので、自分の気持ちや考えを表現する「自己開示」することが相手を安心させることにもなり、人間関係が良くなるのです!やってみましょう。

「話してみたらいい人だった」ってことありますよね。

言葉で自分を表現するといいこといっぱいありますよ。

それでも、言葉で自分を表現することが困難だと感じている人は、専門家のトレーニングで表現できるようになることもあります。なにごとも一回ではうまくできなくて当然です。繰り返しのトレーニングが必要です!

スキルの部分とこころの持ち方の部分と両面から学習していただくことで表現できる可能性は高まります。

もし、言葉にすることへ抵抗を感じるとしたら、それは、「こんなこと言ったらどう思われるか不安だ」という恐れの気持ちから、そう思うのかもしれませんね。

怖いとか恐れの気持ちを克服するのは大変なことだと思いますが、少しずつゆっくり練習していきましょう。

 

 

現在、不安が強い人、怖いと感じる感覚機能が強い人、そのことで学校へ行けなくなった、外へ出られなくなった、仕事に行けない、就職しても対人関係が怖くてすぐに辞めてしまった人、その家族は、勇気を出してSOSを発信しましょう。

KHJ全国ひきこもり家族会連合会 03-5944-5250 👈 こちらへ早めのご相談を!

埼玉こころの電話 048-723-1447

埼玉いのちの電話 048-645-4343

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