10月の家族へメッセージ
どんなハラスメントにも共通している心理とは・・・・・
みなさん、お元気ですか? 新型コロナウイルスの感染者数は激減の傾向にありますが、減少の理由がs専門家にもわからない不明で不確かな減少ですから、決して安心できるものではありませんね。まだまだ気を緩めずにしっかり自分で自分を守る対策(不織布マスク・手指消毒・うがい・外での食事中は一切しゃべらない)を続けましょう。
最近の話題で気になることは、家庭内のハラスメント!その内容は、ワクチン接種。受けるか受けないかです。
ワクチン接種については賛否両論あります。世界の先進国も日本もワクチン接種をすすめていますが、それは経済を回すことを急いでいるからですね。経済もだいじですが、本来、新しいワクチンの生成には5年くらいかかるそうです。急いで作ったものは心配ですね。医師や研究者の中にも賛否の意見が分かれています。
家庭内でもワクチン接種に賛成派と反対派で分かれているケースがあります。
一家そろって同じ方向なら揉めることはないのですが、家族でも個々の考え方はちがって当然ですから、いろいろな考えがあってよいのでワクチンに対する意見や考えがちがうことはありますね。しかし、それによって家族の分断、不仲になってしまうのはとてもつらく悲しいことですね。
ワクチンについての情報もさまざまです。一概には言えませんが多くの高齢者はテレビからの情報を信じている傾向がみられます。テレビからの情報は政府の方向性を尊重しているところがあり、真っ向からの反対意見はあまり報道しない傾向にあるように思います。だからといって、若い人たちが情報源としているSNSなどネットからの情報もまたどこまで真実なのか不確かです。本当に何を信じていいのかわからない状況に私たちは置かれていますね。
そんな中で、何を信じるかは家族全員それぞれちがって当然です。
ところが、タイトルにあるように家族間でハラスメントが起こることがあります!
例)父親がワクチン賛成派で母親と子どもが反対派のケース 父:『いつまでも何やってるんだ。早くワクチンの予約をとってきなさい!』 母:『でも・・・ワクチンは今後2年~5年過ぎに弊害が現れると言われているのよ。 その時政府への訴訟問題が起こるらしいわ。』 父:『なに言ってるんだ!そんなことない!いいから行け!』 母:『なに言っているのはそっちでしょ!子どもに何かあったらどうするの?!!』 母:『それに娘だって嫌だって言っているじゃないの!!』 父:『うるさい!!!おれの言うことが聞けないのか!誰が働いて飯を食わせてやっていると 思っているんだ!!』 母:『ふざけないでよ。私だって働いているわよ。もっとちゃんと話し合いましょうよ』
このようなケースでは、父親がハラスメントしていること(行為者)になります。ワクチン接種に対するそれぞれの情報収集が異なり、また得られた結果もちがったものと思われます。
どんなハラスメントにも共通していることは?
相手と自分のちがいを許容できないところにあります。相手の話を聴かないことです。一方的に自分の意見が絶対だ!正当だ!と思い込んでいる。思い込みほど恐ろしいものはありません。
なぜ、思い込むの?その心理は、いくつか理由がありますが、①面倒くさい。②考えたくない。③実は他の考えを聴いて迷うことが怖い。④本当は自分で考えていない同調圧力に負けている。などがあります。
また、過去にハラスメントの被害にあっているケースもあります。よくある事例で子どもの頭をぶつ。頭をぶって叱る。これも子どもの頃に親にやられていたので自分も親になってみたら無意識にやってしまった。なんていうのがあります。
どうしたら良かったでしょう?
①それぞれの考えをお互い否定しないで、まずは聴く。この聴く姿勢(よりそい)がだいじです。
②収集した情報がちがう場合は、お互いの情報源を見せ合う。確認し合う。読んでみる。
③その上で信ぴょう性を考えてみる。
④自分たちだけで決められない場合は、他者にも相談してみる。他者の考え方も聴いてみる。
⑤メリットとデメリットを比べてみる。検証はできるだけやってみる。
⑥最後は自分の直感もだいじにして決める。家族はちがってもいい。
ちがいを恐れずに受け止めることは勇気です。すばらしい勇気です。
ハラスメント行為者のみなさんは、ぜひ勇気を出して自分の許容範囲を広げてくださいね。
成人した子どもはもちろんのこと、中高校生くらいから子どもの自主的な考えを尊重してあげたいですね。自分の考えがあることは素晴らしいことです。「考える」ことは自分と向き合っていることですから意見がちがってもプロセスをきちんとほめてあげましょう!
経済と人々の健康、どちらを優先するのか?両方守れる方法はないのでしょうか?
私の個人的な考えは、PCR検査をいつでもどこでも誰でも無料で受けられるシステムをつくることだと思います。10月現在、感染者数は激減していますが、それはPCR検査数も減らしているからです。日本は保健所を通すやり方を当初から変えないでやっています。そこに課題があります。保健所の負担を増やすばかりではなく、自宅療養者を増やし結果的に20代~50代の若い人の死を増やしてしまいました。どんなに感染者数が減っても、毎日10000人~20000人くらいの人をランダムに検査することで無症状の感染者を探し出すことができます。今はなんらかの症状の出た人しか検査していないようです。
誰も悪くないのです。ランダムに無料で検査することで、早く治療することも感染拡大防止することもできます。政府の前向きな改革を望みます。