★ 子どもの虐待防止推進とDV防止推進月間
11月は各地でいろいろなイベント、 集会、催しが開催されます。
その中でも、「オレンジリボン運動」と「パープルリボン運動」は、ご存知ですか?
オレンジリボン運動とは、「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動です。
詳しくはこちらをご覧ください。→ http://www.orangeribbon.jp/
子ども虐待の防止は、児童相談所や市町村などの公的機関だけでは補いきれません。
相談に行けない人、行かない人、ひとりで悩んで抱えている母親もたくさんいます。
自分でもどうしていいかわからないのです。言ったら怒られそうで怖いと思う人もいます。
隠してしまう人もいます。
虐待をしたくないと思いながらも虐待してしまうことが多いのです。
それは、世代間の連鎖があるからなのです。虐待する母親も子どもの頃に虐待されて
育った、ネグレクトにあった、そういうケースが多いのです。
まず、母親を癒してさしあげることがだいじなことで大切です。
母親が子どもの頃に負った深い傷の手当が必要なのです。母親の傷ついたこころに寄り添い、
真摯に向き合いながら、傷を癒し、こころを温めてさしあげることが最優先されることです。
それには、ひとりでも多くの市民が連携して、自分のまわりにいるそうした母親に気づき、
謙虚に「救いの手」を差し伸べることが必要なのです。
当ルームも、認定NPO法人 児童虐待防止全国ネットワークの会員です。
これを読んだ方で賛同いただける方は、ぜひご協力をお願いします。
もう一つ、パープルリボン運動とは、国際的な女性に対する暴力をなくす(根絶)運動です。
夫婦間のDV(ドメスティックバイオレンス)、交際相手からのデートDV、などの
男女の近い距離の関係における暴力で女性が被害を受けています。
また、殴る、蹴るなどのほかにモラルハラスメントといった精神的な暴力、人格を否定
したり、無視するような態度、発言などもDVです。
内閣府男女共同参画局 http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/
全国女性シャルターネット http://www.nwsnet.or.jp/purpleribbon/index.html
これらの虐待を防止するには、現在被害を受けている女性が勇気を出しまわりに助けを求め、
逃げ出すことです。まわりも気づいたらこちらから声をかけ、かかわりをもって救助を
いっしょに考えていきましょう。また、いまの子どもたちには、幼少期から人を大切にし、
互いに尊重し合う教え、共に生きるための教育を徹底していくことが肝要です。
いまいるパートナーに「あれ? なんかおかしいぞ」と思ったら、早めにご相談ください。