芸能界では、ついに杏さんと東出昌大さんの離婚が成立しました。
今年1月の不倫発覚から7ヶ月。杏さんは5年間の結婚生活に終止符を打ち、シングルマザーの道を選びました。5年間のうち3年間も不倫が続いていたのですから仕方ないかもしれません。
今年6月には、もうひとつの不倫発覚騒動がありましたね。アンジャッシュ渡部健さんの不倫騒動です。奥さんである佐々木望さんのコメントで「無自覚な夫の行動・・・夫婦でしっかりと話し合いをしようと思います」というものがありました。
すぐに別居、離婚というものではありませんでしたね。
■この二つの不倫には大きなちがいがありました。
それは何でしょう?
1.東出昌大さんの不倫は、どうやら本気になってしまったようですね。唐田えりかさん(22歳)に恋してしまったのでしょう。こころを奪われてしまった。
2.渡部健さんの不倫は、おそらくですが、この種類(不特定多数との不倫)は「恋愛」ではないからでしょう。欲望・欲情のコントロールがきかなくなったプレイだったと思われます。
では、恋は欲情ではないのか?・・・広い意味では根底に脳からの性欲が発動しているのですが、肉体の生理的欲求よりも先に「美しい」と感じる、「かわいい」と感じる、「もっと見ていたい」「傍にいたい」などの情緒的な感覚が作用しているのでしょう。
どちらかと言えば、合理的で計算高いタイプより、文学や音楽や美術といった芸術的な感覚に敏感なタイプのほうが恋愛にのめり込んでしまう傾向がみられます。
ふたつの不倫騒動にはこのちがいがありました。
された妻側としては、割り切れるのは後者(渡部健さん)なのかもしれませんね。ただ別の意味で問題ですが。
本気になられてはかなりショックでしょう。しかも3年前杏さんは双子の赤ちゃんのママとなり育児に追われて懸命だったと思います。
そのときの東出さんはいくら仕事とはいえ役の中に入り込み過ぎて本気で恋をしてしまったとは、自分がパパになった意識はどこへ行ってしまったのでしょう。悲しいことですね。
親になるとは、ただ親になるのではなく「親をする」ことであると、日本の心理学者、家族心理学、発達心理学の権威である柏木恵子先生(東京女子大学名誉教授)がご自身の著書「父親になる、父親をする 家族心理学の視点から」の中で伝えています。
つまり、男性であっても父親として自ら育児をする。子どもを育てることに積極的にかかわり続けることで「親」の感覚、気持ち、考え、意味や意義が育っていき父親になっていくのだと伝えています。
■では、せっかく愛し合って結ばれた二人が何年かして怒りや悲しみに満ちた別れにならないようにするには、どうしたらいいのでしょう?
それは、結婚はゴールではなく、スタートだと思うこと、認識することです。
生まれた場所も育った環境も異なる二人が家族になる。そのスタートが結婚です。
二人のちがいを知り、互いのちがいに関心をもつ。脳の反応も、好みの感覚も、暑い寒いも、勇気のあるなしも、二人の間にはちがいがいっぱいです。
しかし、ちがいを排除するのではなく、理解する、理解できない事でも理解しようと努力すること。
わかろうとする気持ちこそが相手を尊重している行為です。
夫婦は優劣でも勝ち負けでもない、競争ではないのです。
共同体です。互いのちがいを尊重しながら共に生きる。
依存ではなく自立した二人が互いに支え合う、助け合う。
そして、結婚のメリットは自分の課題に気づくことです。ひとりでは見えなかった自分の課題に気づき、改善していくことで成長します。それがメリットです。
まだ間に合う二人なら一度「結婚カウンセリング」を受けてみてくださいね!
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