家族の様子に気づきましょう


半年以上長引くコロナ禍で、芸能人の自死が目立ちます。
7月の三浦春馬さん、9月になって芦名星さん、そして竹内結子さん。活躍中のみなさんだったのでショックは大きいですね。

一般の方の中にも自死は増加傾向にあります。

その気持ち ちょっと待って!!①

「もう死ぬしかない!」と思ったら、その前にちょっとだけ勇気を出してください。どんな勇気?専門家へ電話をする勇気です。つながらなくてもつながるまで電話してください。最低3人以上の専門家と話してください。

日本いのちの電話

ナビダイヤル=0570・783・556(午前10時~午後10時)

フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時~午後9時)

LINE 生きづらびっと

厚生労働省の自殺対策はこちらから

 

その気持ち、ちょっと待って!!②

「死ぬしかない」と思ってしまうのは、それまでたくさん考えていたと思います。ひとりで考えていたと思います。あるいは専門家でない人に言ったことはあるかもしれません。

専門家でない人に「もう死にたい」と言っても、専門家でない他人(家族でも)は、どう答えたらいいかわからなくて困ってしまうのです。

相談を受けた人が専門家ではない場合、人は困ってしまうのです。人は不安をもらいたくないからです。ネガティブな言葉をもらいたくないのです。

ネガティブな言葉をきちんと受け止めて、気持ちに寄り添うことができるようになるにはトレーニングが必要です。トレーニングは経験で培われます。

多くの相談を受けているうちに真に気持ちを受け止め寄り添うことができるようになります。学校で心理学を勉強しただけでは技術として定着していないことが多くあります。

さらに、ベテランになると、受け止め寄り添ったあとに信頼が築けたら、次のステップとして、その人の考え方のくせをつかみ、どの考え方が死を選ばせてしまうのかをいっしょに考えていきます。そして、その人を生きにくくさせてしまっている考え方や価値観を見直すことをすすめていきます。

「認知の歪み」をいっしょに見直していきます。ひとりで歩いていけるまで伴走します。人を頼るのは恥ではありません。頼ることも人助けです。

 

その気持ち、ちょっと待って!!③

救える命があります。

ご家族に気質が敏感な人、いませんか?

ご家族に他者(友だちや同僚、きょうだい)と自分を比べて落ち込んでいる人いませんか?

ご家族に融通の利かない頑固な人いませんか?

ご家族に「〇〇あるべき!」「〇〇でなければいけない!」決めつけている人いませんか?

ご家族の様子をみんなで見守りましょう。

互いに意識して様子をみましょう。

人は自分が大切な存在だと思われていれば、そうそう死にたいと思わないものですから。