あなたの、わたしの、生まれてきたわけ
よくあるご質問で、『自分の生まれてきた意味がわからない』というものがあります。親御さんもわからないと言います。もちろん『知っているよ』という方もいらっしゃることでしょう。正解があるわけではないので、自分にとってよい解釈ができればそれでいいのです。
それは、自分の生まれてきたわけ（意味）がわからないと、その後の自分の存在価値がわからなくなり、生きることへの意味や価値までわからなくなってしまうことが起きるからです。
すると、「生きづらさ」を感じてしまうこともあり、長い人生をどう生きていったらいいかわからなくなってしまいます。
そこで、今回は
「生まれてきたわけ」をお話します
生まれた、それは「命をいただいた」ということであり、その命がある間（寿命）わたしたちは、この社会を創っていくだいじな役割の構成員（一員）であるという大切な存在なのです。いま命を持っている人みんなで構成するので、どの人も誰もみんな欠けてはならない大切な人なのです。大切な存在なのです。それが社会なんです。
その中で、自分にも良いことで何の（誰かの）役に立つこと。それが自分に与えられた役割、使命なんです。この役割使命をもって生まれてくるのです。つまり、命をいただくということは、自分に与えられた何らかの役割使命があるから、それを使って社会の一員として社会を形成していく、創造していくのだ、ということなんですね。
役割使命は人によってそれぞれ異なります。いろいろな分野、カテゴリーがありますね。自分で探したり新規開拓してもいいですよね。
しかし『自分なんかいても仕方ないんだ』とか『生まれて来なきゃよかった』などと言う人もいますし、母親が『産まなきゃよかった』などと子どもが傷つくことを言ってしまうケースもあります。本心ではそう思いたくないはずですが、これには深いわけがあり、個別の面談が繰り返し必要なケースとなりますが、そこまででなくても、自分の生まれた意味を教わっていない人はまだまだたくさんいらっしゃいますね。
なぜ、自分を否定してしまうか？
自己否定ですね。自分を愛せない。自分を認められない。そうした場合は、生まれたわけや意味や価値を感じられなくなることがあります。これは理由のひとつに他者比較といって、自分以外の人と比べてしまって、うまくいかない、失敗ばかりする、思うようにならない自分に対して「ダメ」のレッテルを貼ってしまっているケースがあります。もしかしたら子どもの頃から周りのおとなの言葉に影響されて、自分なんかダメだ！と思い込んでいるケースもあります。
その子どもの気質とまわりのおとなの影響で、自分のセルフイメージが形成されますから難しいですね。本当は親以外の専門家が親といっしょに子育て（心理面）をサポートできるといいのですが・・・
あなたは大切な人
自分にとってよくない思い込みは、自分で切り替えるしかありません。自分の存在を認めたら、何をもって社会の役に立つか、貢献できるかを考えましょう。自分探しが仕事探しになります。あるいは職業とは別に趣味の世界で社会に貢献することもできます。分けて考えてもいいですね。どちらにしても「自分はこの社会（現世）に必要な存在なんだ！」と思えることがだいじです。
なぜなら、そう思ったほうが幸せだからです。思うこと（捉えること）で脳からよいホルモンが分泌されます。心地よさを感じれば健康につながり、行動もしやすくなります。
さらに自分探し、適職探しなどは個別のキャリアコンサルタントなども活用して、自分の役割使命を探してみましょう！
そして、
こんなふうに考えてみましょう。もし、地球がひとつの国だったら、ひとつの仲間だったら、家族だったら、お互いに大切な存在だから思いやりも湧いてきます。やさしい気持ち、いたわる気持ち、助ける気持ちも湧いてくるでしょう。そして、自分にできないことをやってもらったら『ありがたいな～』と感じるでしょう。この『ありがたいな～』という気持がとても良い気持ちなんです。こころにも体にもよいホルモンが分泌されて幸せを感じます。
そういう気持ちでみんなでいっしょに社会を創っていくと人類も地球も持続可能なものになっていきます。
学校でも家でも教えてもらっていないことまだまだたくさんあります。祖父母も両親も教わっていないのですから仕方ないですね。
親や先生も漠然としていて『だって、わかんないけど生まれてきちゃったんだもん・・・』などと言う方もいらっしゃいます。もし『子どもに聞かれたらなんて答えていいかわからない・・・』と思っている方がいらっしゃったら、どうぞ参考になさってくださいね。お役に立てれば本望です。
これは、こどももおとなも知っていてほしいという気持ちから動画にしました。テキストでわかる人も動画でわかる人も、誰もが知っていてほしいからです。
こちらからどうぞ
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