母の日に思う
みなさんは「母の日」この日をどのような気持ちで迎えていますか?今年も母も子も元気で過ごしていますか?
母の日のお母さんと言うとあなたは何歳くらいのお母さんを思い浮かべますか?
母親って言っても高齢の母親もいます。ママになったばかりの母親もいます。それぞれの家庭でいろいろなお母さんがいます。すでに他界されてしまって感謝の気持ちを伝えられないと言う人もいるでしょう。こころの中で「ありがとう」を伝えるといいですね。
お互いに産んでもらってありがとう、生まれてきてくれてありがとう、と言える仲がいいですね。「やってくれて当たり前」と思ってしまうと感謝の気持ちになれません。どんなに小さなことでもお世話してくれたこと、子どもを思って心配したこと、意識が子どもに向いているということは、それは愛情です。感謝の気持ちは伝えられるうちに伝えておくと万が一のときに悔やまなくてすみますね。
しかし、そうはいかないケースもあります。
母子の関係が苦しい
というケースもあります。
よくあるご相談に「うちの母はいわゆる毒親なんです。離れたいのですが離れるのは親不孝ですか?」というものがあります。
母親になる学校があるわけではないので、親は自分がやってもらったことをやっていたり、自分なりに考えていいと思ったことをやったりしています。その中で「毒親」に匹敵するような態度や言動をとってしまうケースもあります。知らないことは罪ではないのですが、なにがよくなかったか知ったら謝り、そこから修正してほしいものです。
子どもが成人して親から離れたいと思ったら、離れることは決して親不孝ではないので離れても構わないでしょう。親子でも別の人生を歩んでいくわけですから離れることは自立することです。
しかし、恨んだり憎んだりする気持ちはなるべく早い段階で解決していきましょう。いつまでも引きずらないことです。自分自身の健康のためにそうしましょう。サポートがあったほうがうまく処理できることが多いので専門家を頼りましょう。
連鎖を断ち切る
そして、望ましくない世代間連鎖を断ち切りましょう。虐待を受けて育った子どもがおとなになり子どもを産んで親になると、過去にされてきた虐待を無意識にやってしまったというケースがあります。そうならないケースもあるのですが、無意識とは恐ろしいもので自分でも気づかずに酷い暴言を子どもに浴びせていたりすることがあります。
そうした連鎖は自分の代で終わらせようと思ってください。『望ましくない養育態度はここで終わりだ、私からは望ましい好ましい態度で育てます!』と宣言しましょう。
これもサポーターがあったほうがいいので専門家を頼ってください。
そうして、みんなでつくる社会を健全で良いものにしていきましょう。誰も加害者にも被害者にもしない社会をつくりましょう。安心して個人の能力を発揮できる社会にしましょう。
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