9月の家族へメッセージ 家族のこころの変化に意識を向けて寄り添いましょう


9月の家族へメッセージ 

家族のこころの変化に意識を向けて寄り添いましょう

9月とは言え毎日猛暑が続いていますね。みなさん、いかがお過ごしですか?

夏休み明けは不登校になりやすい時期です

一年で一番不登校相談が増えるとされています。小中学生のいらっしゃるおうちのみなさんいかがですか? だいじょうぶでしょうか。

仮に行きしぶりや不登校傾向があったとしても、それは誰にでも起こりうることであって、特別なことではありません。決して、子どもが悪いとか怠けているとか、親の育て方とか、そういう問題ではありません。誤解のないようにしたいです。

昔(80年以上前~30年前)は不登校がいなかったという方もいると思いますが、決していなかったわけではなく、不登校したくてもできないくらい何かに強く抑圧されていたのだと思います。親も子も。「何か?」というのは教育の中央集権化による詰め込み教育と、おとなたちの「いい成績➡いい学校➡いい大学➡いい会社➡いい給与➡高収入」という価値観の図式ができて、親たちも子どもにそこを目指せと強制的に勉強させた経緯がありました。(※注すべての人がそうだったわけではありませんが)

ただ、その一方で同時に校内暴力、荒れた教室、教師への反抗、素行の悪化、家出など、抑圧を跳ねのけるかのようにエネルギーが外へ向けられました。

現在では小中学校で34万人超と11年連続で増加傾向にありますが、前述のように不登校が怠けているとか決して悪いわけではありません。むしろ、その考えの方が関係性を悪化させています。問題は国の指導による教育の在り方です。

それだけ、個人を尊重した個々の気質や特性に合わせた教育が必要になってきたということだと思います。北欧とではもう幼稚園から子育ての方針に大きな違いがあります。

 

予防のためにできること

①ふだんから子どもに「子どもを認める言葉」を伝えよう!

 シンプルでわかりやすく、子どもが『自分のことわかってくれているんだ~』と思える言葉です。

 『よくがんばったね』『どんなふうに工夫したの?』『そうなんだ、それってすばらしいことだよ』『あなたには力があると思うよ』『どんなあなたでも大好きだよ』と、肯定してあげましょう。

 失敗したときも『そうだったんだね。がっかりしたんだね』『次はどうすればいいと思ったの?』『考えられるあなたはすごいと思うよ』『どんなときも味方だよ』と、決して否定せずに受け止めることをしましょう。

 子どもがありのままの自分自身を認められるようになるように言葉を選びましょう。(わからなかったら聞いてください)

 

不登校になったら

『つらかったね』『大変だったね』『一人で抱え込まないようにしよう』『いっしょに考えようね』など、親や教師は困ったりせずに冷静に事実を受け止めます。おとなが動揺しては子どもも不安になります。周囲のおとなの対応の仕方がだいじです。難しかったら聞いてください。

子育ても親が自分と向き合うよいチャンスですね。いつからだって成長できます!

 

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調べていたらこんな記事を見つけました☟

不登校について詳しく書かれたnoto

不登校の相談は⇩

厚労省の相談窓口いろいろ