10月の家族へメッセージ 政治とわたしたちの暮らし 大切なこと


10月の家族へメッセージ

政治とわたしたちの暮らし 大切なこと

新しい内閣総理大臣が石破氏に決まりましたね。どのような政策で国を良くしていかれるのでしょうか。

誰もが自分らしく生きていける社会になるといいですね。

 

憲法14条

「すべての国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。

3 栄誉、勲章その他の栄典の授与はいかなる特権も伴はない。」

 

さて、みなさんはNHK朝ドラ「虎に翼」をご覧になっていましたか? ヒロインは大正から昭和に生きた日本で女性初の弁護士・判事・家庭裁判所長「三淵嘉子」氏がモデルになったお話しでした。ご覧になっていない方は概要をこちらに貼っておきますね。虎に翼 最後まで今もある社会課題に通じる社会矛盾に抵触し、現代人に気づきを与える素晴らしい作品でした。

 冒頭に上げた憲法14条は、1947年5月3日に制定された日本国憲法の一部です。立派な考えの憲法ですが、制定から77年経過した今もなお差別はあり、人々の暮らしは公平や平等でないことが多いです。終戦から79年ですが、それ以前の思想や慣習(ならわし)が代々受け継がれてしまい、平成生まれの人でさえ昭和初期のような価値観をもっていらっしゃる方も散見します。

「男はこうでなければならない! 女はこうあるべき!」とくに男女差別は人々の考えの中にまだあるのです。それにより家族間での揉め事、摩擦も大きくジェネレーションギャップを感じている人も多いと思います。

それはなぜか?

子育ての中で教育されて受け継がれてしまったこともその一つです。脳が未発達のうちに『〇〇するもの!こうしなさい!こうすべき』などの厳しい教えは脅威や怖さを伴い無意識に身を守るために子どもは従ってしまいます。そうでない子どももいますが不安が強いケースは主体性や自主性も育ちにくいことがあります。

たとえば、親子の歳の差は20~40歳くらいはあります。年齢の早い出産でも20年以上は時代背景がちがうと価値観もちがいが出ます。20年前の常識が非常識になっていたり、産業もちがい、一番大きな差はIT、DX、AIといったテクノロジイーの発展ですね。それに伴い働き方も環境も異なるわけですが、人間は自分が若い頃に身に着いた価値観や癖、習慣はなかなか変わるものではありません。新規のものには抵抗が生まれます。

その習慣が30年40年と経つと、頑固なものとなり、新しいことを言われても抵抗となり変わるまいと抗う傾向があります。それは「ホメオスタシス」という生体恒常性(生命活動の基本で体温や呼吸、血圧、心臓の動きも変化しない)と同じように考え方も価値観も一度固まってしまうと変化を好まないのでしょう。

それと「コンフォートゾーン」という「慣れ親しんだゾーン、環境、習慣」の中で過ごしていると、人間はラクです。「ぬるま湯」につかるような状態。この状態は心地よくラクですから、そこから抜け出たくないという感覚もあります。しかしリスクはあります! 人としての成長が止まってしまうというリスクです。

人間は生涯、自分に負荷をかけ続けていくことで健康に生きる動物ですから、負荷をかけるのをやめた途端コンフォートゾーンにいるのと同じで心身の衰えが早まります。

話を戻しますと、そうした国の50年間くらいの政策は、『いいから俺の言うことを聞いていろ 従っていればいい』というスタンスで人を考えない人を増やし、自主的な意欲をダウンさせてしまう傾向となったように思います。考えない人を増やせば国は統治しやすいですからね。言うことを聞かせやすいわけです。しかし、それが将来の国にとって大きなリスクになってしまうのは目に見えていました。

国の方針、政策の力は大きいです。ぜひとも今度の内閣は、教育現場から『真の自律(こころ)と自立(経済)したおとなになるための教育』を提唱していただきたいな~と思います。言い換えれば誰もが自分らしく生きていけて経済も成り立つようなしくみです。誰もが標準的な衣食住を保障されているといいですね。

新しいことにチャレンジすること、覚えること、行動することなどは自分に良い負荷をかけていることになります。これが時代の移り変わりにためらわず乗って行けている状態なのです!すると、心身の健康も保て、生涯にわたり自分らしく生きていけるようになると私は思います。

 

衆議院議員選はみんなで選挙に行きましょう!