11月の家族カウンセリング
「11月はいい日がいっぱい!!」
11=いい と読めるので、いい日がいっぱいあるんです。
たとえば、11月8日は「いいは(歯)の日」
11月19日は「いいいくじ(育児)の日」
11月22日は「いいふうふ(夫婦)の日」
11月23日は「いいふみ(文)の日」
などなどいっぱいありますね。中でも家庭に関するのは「いいいくじ、いいふうふ」です!
何をもってして「いい」というのか?その定義ですが、人によってさまざまな考えがあると思います。
私が考える「いいいくじ」「いいふうふ」とは、親子も夫婦もその関係性が健全であること。
では、健全ってなに?
健全とは、家庭内の個人個人が「人として認められていること」が基本になりますから、親でも子でも立場はちがっていても、「人として対等な人間同士なんだ」という考え方が定着していることだと思います。
ということは、どういうこと?
それは、相手の気持ちに関心を持って、相手の気持ちを誠実に聞く、知る、わかろうとする姿勢がもっとも大切で重要なことなのです。
いかがですか?
あなたが妻なら、夫はあなたの気持ちに関心を持ち、誠実に寄り添っていますか?
あなたが夫なら、妻はあなたの気持ちに関心を持ち、誠実に寄り添っていますか?
では、「関心を持つ」って具体的にはどういうこと?
誠実とはなに?
寄り添うってなに?どういうこと?
わからない人がたくさんいらっしゃると思います。いても当然なんです。私たちは教わっていないからです。学校でも家でも教えてもらっていないことが多いのです。そういうことを伝える文化がなく、個々には伝えている家庭も稀にあると思いますが、ほとんどが家庭内でも職場内でも話題にしていないのが現状です。
私の希望としては、公的な小学校、中学校の義務教育の場で、成長の若いうちに、人間とはどういうものか?人の思考と感情とは何なのか?なぜ自分と他者とはちがいがあるのか?そのちがいに抵抗を感じるのはなぜか?抵抗を乗り越えて和解するにはどうしたらいいか?などなど、「人を知る、人間を知る、自分を知る、他者を知る」そういう授業を対話形式でやっていただけたら、どんなに良いかと考えるのであります。
しかし、現状は教える先生でさえも当然「教わっていないので知らない」「訓練していないので身についていない」のが現実です。
話が社会的な広範囲になってしまいましたが、基本的な部分はそういうことなんですね。
当ルームでは、家族間の摩擦、もめ事、無関心、無理解、過干渉など、いろいろな問題が起きる前の予防に力を入れています。予防の意味で「良い考え方の基本」をみなさんに知っていただきたいと願っております。
しあわせで健康で、健全な家庭づくりを応援しています。
きくちみよこ
いい夫婦の日