4月の家族へメッセージ


4月の家族へメッセージ

みなさんへ

新年度の始まりですが、通年の4月とはたいへん異なるスタートとなってしまいました。

みなさん、心身の体調はいかがですか?不安な毎日を送っていることと案じております。

政府には一日も早い緊急事態宣言をお願いしたいと思います。

新型コロナウイルス感染について、人によっては意識の仕方に非常に温度差があることを感じます。
それは最初の報道によるものだったと思います。

報道から「若い人は罹りにくい、罹っても軽い」と思われていたと思います。しかし、そうではありませんでした。はじめはダイヤモンド・プリンセス号、クルーズ船の中の感染だったので、クルーズ船の乗客に70歳前後の高齢者が多かったからです。

しかし、ちがいました。若い人も子どもも感染します。重症化もします。

世界各国に感染は広がり、WHOは世界の感染者数は数日内に100万人を超えると言っています。

日本でも東京都の感染者数は日に日に数を増し、私たちを守ってくれる医療従事者にも院内感染が広がっています。

これは大変なことなのです。医療崩壊の前兆です。医療崩壊が起こると「助かる命」も救えません!手が足りなくなるからです。

ですから医療崩壊を極力防ぐことが何より優先されることです。そのためには、私たち自身が感染しないこと。

感染しないためには、意識を変えます。感染しているかどうか不明でも全員が「自分は感染している」と思ってください。

自分は感染している。だから人にうつさないように自宅にいる

そう思うことにしましょう。それが人を助けることです。

そうは言っても仕事に行かなければというときは、企業にも協力してもらい時差出勤で人込みを避ける。マスクを着用する。話をするときは距離を2メートルくらい空けて話す。できればテレワークする。

家以外では首から上(目、鼻、口)を触らない。触る時、食事をする時は手洗いと消毒を丁寧に入念にする。

仕事以外は他へ立ち寄らないでまっすぐ家に帰る。

夜間深夜の接待を含む飲食店などへは、政府から収入補償をしてあげること。補償があればウイルスが終息するまで閉店できます。

そして、政府は一日も早く緊急事態宣言をしてください!!

決して誰が悪いわけではありません。誰も悪くありません。しかし、現状を受け止めて国民全員でワンチームとなって、急場を乗り越えるしかありません。自分も家族も他人も大切にして守りましょう!

いっしょに乗り越えましょう!

これは、私たち人類に対するウイルスからのなんらかのメッセージだと私は受け取ります。

ウイルスは何を伝えているのでしょう?何を試しているのでしょう?

私たち人類がどれだけ本気で人を思いやり助け合うことができるか、試しているのでしょう。

人としての人間らしさ、人が人を大切にすることを試されているようです。

今まで私たちは経済のことばかり優先していたようです。経済の発展のためには何をしてもいいみたいな誤解がありました。人々を競争させ、勝ち負けをつくり、敗者、弱者をつくり、差別をして、格差をつくりました。もうこういう経済のあり方はよくないことに気づきましょう。

ウイルスはこれからも変異を重ねて、挑戦してくるでしょう。

私たち人間が気づくまで挑戦してくるでしょう。

しかし、私たち人類は、ウイルスと共存してきたはずです。ウイルスだって人類がいないと滅んでしまうのです。人を媒介にして生きているのですから。私たちは本当の意味で賢くなって、お互い助け合えるような人格をつくりましょう。経済の形を変えましょう。平等で公平で、どこに生まれてもどこで育っても格差のない社会をつくるように、政治や経済に関心をもって動かしましょう。

そして、誰もが生きやすい社会にするために、いま、自分も家族も他人も大切にして守りましょう!

尚、ご家庭にいる時間が長くなると、それをストレスに思うこともあります。家族と言えど、物理的にも精神的にも距離が近いと自分ひとりの時間がなくなり、そこからストレスを感じることがあります。

ふだんはケンカにならないこともケンカになったり、ふだんは気にならなかった夫や妻の態度行動に腹が立ったり、また、子どもが言うことを聞かないといってイライラすることもあると思います。

そのようなときは早い段階で相談してください。手遅れになる前に相談してください。不満やイライラは早い段階で専門家に相談することが一番よい方法です。ひとりで抱え込まないでください。

私でも私でなくてもいいです。専門家であればほかの人でもかまいません。早く相談してください。