5月の家族へメッセージ
新元号 「令和」の時代になりました。 令和元年おめでとうございます!
いよいよ始まりました!
関心ある人、ない人、いろいろな考えや意見はあると思いますが、許容できることは素晴らしい人間力です。
令和の時代も戦争のない平和な時代になることをこころから祈ります。
さて、5月と言えば俗に言う「5月病」
4月からの新しい環境(学校 職場)になじめた人、なじめない人、ひと月たつと見えてきますね。
あなたの大切な家族の誰かがストレスためていませんか?
連休明けが心配ですね。4月はなんとか頑張ってきた人も、この連休で張りつめていた糸がブチっと切れ、急にイヤになってしまうことがあります。
それはなぜだかわかりますか?
「抑圧の我慢」をしていたからです。我慢には2種類あって、「抑圧の我慢」と「納得の我慢」があります。
抑圧の我慢とは、文字通り、自分の気持ち(意思)を抑えてしまっている状態です。
逆に、納得の我慢とは、自分が自分自身を納得させて我慢している状態です。自分のした決断を自己責任で引き受けているという意味で、主体的に生きていることになります。
同じ我慢でもたいへんちがいます!!
学校を選んだことも、会社を選んだことも、職種や職場を選んだことも、すべては自分で選んで決めたことです。しかし、それを「ひとのせい」にする人がいます。
人のせいにする人は、実は自分の本音を言っていないことがあります。本当は嫌なのに「いやです」と言えない。
「いやです」と言ったらどう思われるか不安だ。嫌われるのが怖い。
相手の思惑ばかり気にしてしまい、本当の自分の気持ちを言えない傾向があるのです。
たとえば、子どもが親の気持ちを気にし過ぎて、本当にやりたいことや本当に行きたい学校を言えないとか。成人していても親に逆らえず、行きたい会社を選べない、親の望みを叶えようとしてしまうなど、自分の意思とは異なる不本意な選択をせざるを得ない状況下にあった、というケースがあります。
こういうときが「抑圧の我慢」になってしまいます。
すると、我慢はどんどんストレスを溜めて、いつか何かのキッカケ(トリガー)で、すごい爆発を起こします。
それが登校拒否、出社拒否、・・・長引けば、引きこもりとなってしまいます。あるいは自殺。
これらは、起きてからでは遅いこともあります。
ふだんからコミュニケーションをしっかりとって、家族の気持ちをよく知っておくことがだいじです。
そして、自分を押し殺してしまうタイプ、言いたいのに言えないタイプ、言わない方がいいと思って言わないタイプ、そうしたタイプは生まれ持つ気質に関係していますから、親も知らずに助長させてしまうことがあります。
なので、いわゆる「イイ子」に注意していただきたいと願います。
イイ子にするのは、周囲(親・先生・先輩上司)に気をつかい、自分から逃げているケースもあります。よく考えましょう。
そうしたケースでは、じっくり話を傾聴して、サポートし、イイ子をやめて、きちんと自分の気持ちや考えを伝えるトレーニングをおこないます。そして次にススめる段階に入っていただきます。
納得の我慢とは、同じ我慢でも自分自身が、それをおこなうことを(納得している=引き受けている)ことになりますから不平や不満は出ません。
つまり、動かしようのないもの、逃げられないことに対しては、腹をくくりしっかり引き受けることが大変重要なことになります。
難しいですか?
わからないことは何でも聞いてくださいね。