9月の家族へメッセージ
≪いっしょにいる時間を気持ちよく過ごすには≫
長引くコロナ禍。withコロナ時代をどう快適に過ごすのか?みなさんの課題だと思います。
1.家族間のモヤモヤ・イライラ
企業の職種によってですが、すっかりリモートワークが定着して、夫または妻、あるいは夫妻、どちらも週に何日かは在宅で仕事をしているケースも増えました。
夫婦の場合、お互いに自分の気分がいいときには、多少の「はぁ?」「なにっ?」「えっ?」と感じるときも聞き流したり、受け止めたり、やさしい自分でいられますね。
ところが自分の虫の居所が悪い時、そうもいきません。
夫だから妻だからいいでしょ、と、ついイライラをぶつけてしまう、当たってしまうことありませんか?
長引くコロナ禍で、この暑い中でもマスクを外せない、思うように友人知人に会って思いっきり話したいのに会えない。できない。外食も控えている人多いですね。
そうなると、イライラや不安の矛先、吐け口は家庭内の夫や妻になってしまうことがあります。人間ですから。まして、リモートワークで在宅時間が長くなったことで、目の前の人に毒を吐いてしまうこともあります。
しかし、ちょっと待った!
そのイライラや不安、不満、それらを「ふむふむ・・・そうなんだ~」と傾聴できる人は、少ないと思います。
これができていたら助かりますが、できていないことが多いので相談室は混んでしまいます。
職場ではできている人も多いですよ。結構います。いまは職場でコミュニケーションの研修なども多くおこなわれていますから。
ところが、家ではできない!!
相談に来られるみなさんも『会社では、職場では、やっています!!』『ところが家じゃできないんですよね~』とおっしゃいます。
夫も妻も・・・
それはなぜ?
感情(気持ち)が先に立ってしまうからですね。理屈より。
感情の前、人の感情が湧き起こる前には、「反応」があります。反射的な反応です。脳の反応です。
この「脳の反応」は個体差(個人差)があります。とてもあります。
何に対して、敏感か鈍感か?
どんなふうに敏感か鈍感か?
親子でもちがいます。まして、夫婦は他人。ちがって当然ですね。
また恋愛の場合、ちがう相手ほど引き寄せ合ってしまうことがあります。感覚的にちがうところに惹かれて興味が湧き、近づいて恋愛になることがあります。
同じ感覚や価値観は居心地よいのですが、関係性は仲間としてとか、友だちまでで続くことはありますが、恋愛に発展しないことも。
できれば、同じ感覚、同じ価値観、同じ考え方で恋愛関係になると、ケンカも少なく良い夫婦になれそうですが、同じ過ぎて、恋するには「つまらない」「あきてしまう」のかもしれません。
「恋」は惹かれるから恋になるので、惹かれるわけは、自分とちがう何かを感じたからで、その何かに興味や関心が湧くから惹かれるのです。
もっともそれは「好奇心」の高い人ほどそういう傾向があります。チャレンジャーだったりします。
話がそれましたが、
そういうわけで、恋愛から結婚になったケースでは感覚のちがい、反応、感受性のちがい、あるいは価値観のちがいから衝突する機会が増えてしまう傾向があると思います。
うまくやるには
相手に対する「はぁ?」「なにっ?」「えっ?」をどのように処理するか?です!
1.脳の反応のちがいなんだと理解する。どっちが正しいとか正しくないとかじゃない。
私だったらこうは思わないのに~を「あなたはそう思ったんだね。そう感じたんだね」と受け止める。
2.ちがいを楽しむ。自分の視野が広くなったと喜ぶ。社会でも役に立つこと。
「そういう感じた方もあるんだね。そういう考え方もあるんだね」と関心をもつ。
3.考えをまとめなきゃならないとき、意見を統一しなきゃならないときは、「目的に合っているほうを採用する。」ここはルールとして、はじめに決めておきましょう。
たとえば、旅行の行き先、行程、ちがいは譲り合うこともだいじ。譲れることに自信をもって、譲ってもらったほうは相手に感謝の気持ちを伝える。
ここで、だいじなことは譲ってもらったほうが「ほれみろ、どうだ!」勝った!と思わないことです。
夫婦は勝ち負けでも優劣でもありません。
譲ってもらってありがとう!
です。
個別にご相談したい方は早めのご相談を。