9月1日前後の72時間は、「子どもの自殺」が特別多くなる!!
子どもの発するSOSのサインに周囲のおとなは気づいてください!!
夏休み明けの二学期のはじまり。学校が待ち遠しくて友達に会いたいとワクワクしている子どももいれば、登校が苦痛でこれまでひとりで悩んでいた子どもにとって、9月は追い詰められた気持ちになり、逃げ場を失い自ら命を絶ってしまうことがあります。
誰一人、いなくていい人なんていません!
みんな大切な人です。みんな誰にでも生きる権利があります!
みんな価値があります!
誰でも、どこに生まれても、どこに暮らしても、意味も価値もあるから生まれてきました!
みんな必要だから生まれてきたのです。
いま、生きる希望を失って、「自分なんてダメだ、自分なんて生きている価値がない。」と思ってしまった人は、助けてくれるおとなは必ずいます。おとなに相談してください。SOSを送ってください。
お母さんやお父さんといった家族が自分をわかってくれない、気持ちをわかってくれない、無視する、という場合もあります。そういうときは他人でいいので助けを求めてください。
厚生労働省自殺防止対策 電話: 0570-064-556
チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人)チャイルドライン支援センター)
チャイルドラインは18歳までの子どもがかける電話です。
0120-99-7777(フリーダイヤル)
通話料:無料(携帯・PHS OK)
毎週月~土 ごご4時~ごご9時
そして、ご家族へ
お母さん、お父さん。自分の子どもであっても生まれ持つ気質や感受性はちがいます。ちがって当然なのです。自分とちがうから「難しい子」「わからない子」と思ってしまうかもしれません。「面倒だ」と思ってしまうかもしれません。
しかし、人はみんなちがって当然なのです。親子でもちがっていいんです。ちがいをしっかり掴んでください。「ちがい」について学んでください。わからないことは聞きに来てください。わかるようにお話しさせていただきます。
生まれ持つ気質にはそれぞれいろいろあり、「不安」「恐怖」に敏感な子、鈍感な子、自分に目が向いている子、他者に目が向いている子、はじめから傾向があります。それが親と似ている場合もあれば、まったく反対の場合もあります。
これを一つとっても、出来事や人に対する感じ方が大きく異なります。
この「感じ方」とその感じたものをどのように意味づけするか?捉えるか?の受け止め方がちがうことで、お互い理解できなくて、気持ちがすれちがってしまうことがあります。
誰でも自分の感じ方、思考を基準にして生きていますから、そのモノサシで相手(子ども)を見たときに、それがちがうと「おまえは変だ!」と変人扱いしてしまうことがあります。
しかし、それは、子どもの人格否定にあたりますので、子どもは自分の存在を否定されたと思い、自らも否定し始めます。
「こんな自分はダメだ」そう思ってしまうのです。これが危険のはじまりです!!
本当はダメな人なんて誰もいないんです。勝手に現代社会が言っているだけです。みんな知らないからです。みんな本当の良い社会のつくりかたを知らないだけなんです。自由競争の資本主義の弊害から起こっている「社会の課題」なのです。
だから、気づいた人たちから立ち上がりましょう!
そういう世の中を良い方へ変えていくためにも、いま、苦しい思いをしている子どもたちを救いましょう。守りましょう。
そして、根本的な社会の歪みを変えていく運動をしましょう!
ちがうことによる偏見をなくす運動をしましょう!
そのためにあなたたちは役に立つ人たちです。
いま、死にたいと思ってしまった子どもたちは、声を大にして自分たちの気持ちを発言しましょう。弱いのではなくて逆にそれは「真の勇気、真の強さ」です。堂々としていていいんです。