12月の家族へメッセージ
この時期の悩みとして多いのは、年末年始の帰省に伴う人間関係の悩みですね。
夫の両親と親戚、妻の両親と親戚への挨拶訪問、場所が遠いケースでは泊りもありますね。
関係が良好な場合は、おおぜいで年越しも楽しいものですね。
しかし、関係があまりよくない場合、過去のわだかまりを引きずっている場合、などは行くこと会うこと、気持ちがつらいですね。苦しいですね。ストレスを感じてしまいます。
自分の親との確執があるケースもありますが、やはり多くみられるのは、「義理の母親」つまりパートナーの親との関係ですね。
最近ではそれを避けて、毎年自分たち家族(パパ・ママ・子ども)だけで旅行に行ってしまおう!というケースも見られます。しかし、そうはいかないというケースがまだまだ多いです。(そうはいかないというのは、行きたくなけれど行かないわけにはいかない)
そこで、「行くこと」あるいは「来ること」を決めた場合のこころの持ち方を考えてみましょう!
1.勇気を出す!
「行かなければならない」と思うと、気持ちは沈みます。そう。それは受け身な表現だからです。どうせ行くなら、行くと決めたなら、会うと決めたなら、自分の決断でそうしたのだ、と思いましょう。これを「引き受け」といいます。
気持ちの上で「私は行かないという選択もあったが、今回は行くことを選択したのだ」と思ってみましょう。
これだけでも「心構え」が好転します。心構えができると、ストレスも軽減されるのです!ストレスは万病のもとなので、できるだけ軽減されるような意識をもちましょう。
心構えができていないと、「嫌なのに行かされた・・・」となって、誰かを憎んだり恨んだりすることにもなりかねません。それだと人間関係はよくないものになってしまいますね。
そのための自分に言い聞かせる「ことば」なんですね。ことばは薬にも毒にもなるというのは本当ですね。
2.自分だけでもアサーティブに!
アサーティブ(アサーション)とは、自分も相手も大切にする自己表現の方法です。自分と相手の考えや価値観、行動がちがっても、お互いを人として尊重して認め合いながらも「自分の気持ちや考え」をしっかり伝えていくというコミュニケーションの方法です。簡単に言うと、感情的に怒ったり、すねたり、黙ったり、ふてくされたりしなくても、自分の率直な気持ちを相手に誠実なことばで伝える方法と考え方です。
これには、伝えるときのことば選び、言い方選びはだいじです。ことばは習慣で身についていますから、ついいつもの言い方になってしまうことはありますが、トレーニングを重ねていただくと、だんだん慣れてきますよ。
たとえば、夫の母親がものすごく自己中心的な性格で、夫や嫁を自分の思い通りに従わせようとする傾向にあったとしても、こちらがアサーティブに根気よく対応することで、相手は変わらなくても、こちらのストレスは軽減できると思います。
1と2をマスターするには自分の意識を変えることが必要ですが、もし「変える」ことに抵抗がある人は、変えるのではなく良い方法を選択するんだと思っていただけると幸いです。
すべては健康あっての人生です。健全な心身を守っていきましょう!
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