2013年8月1日の家族カウンセリング


★夏休み 家庭を考える! 家族との過ごし方

わくわく楽しい夏休みにするために、家庭でできることはなんでしょう?
家族構成員のライフステージによって、親子の関わり方も変わっていきますね。

就学前の幼児期は、生きていくために親の存在が怖くても従わざるを得ないでしょう。
だからこそ、だいじな時期で、この時期にしつけと称して虐待を繰り返していると、
後の思春期以降たいへんなことになります。精神的自立が遅れ、自分の存在価値や
意義がわからないおとなになってしまう可能性もあります。
親は自分自身がどれくらい「人として成熟しているか」確認する必要がありますね。

成熟した人間というのは、自分を客観的に掴むことができて、ものごとを冷静に判断でき、
ものごと、出来事を部分で見ないで、総合的にあらゆるつながりを考慮に入れて考える
ことができます。それでいて、やさしさ、おもいやり、相手の立場になって考えられる
力も備わっています。そして、常に「わからない」ことと向き合い、勉強して、逃げません。
過去の失敗を後悔せず、そこから学んだことを未来に役立てることができます。

まだまだ定義はありますが、基本的には「真の強さとやさしさ」を持ち合わせた人ですね。
親になることは、人間としても成熟したおとなになるための「楽しい試練」なんですね。

これを代々受け継がれていくことが理想ですが、どこかで「負の連鎖」によって、
あやまった考え方が習慣となって意識に定着してしまうと、おばあちゃんも
お母さんも娘も苦しい人生になってしまいます。
うまくいかなかったことを後悔してばかり、未来は心配で不安だらけ、自分が嫌い、
生まれてきた意味がわからない、存在価値も見出せない、常に自分を認められない、
自信がない、思うようにならないのは誰かのせいにする、不満がいっぱいで、
「~~された」という被害者の意識が強い。だから、いじわるになってしまう。
こんな気持ちになったことありませんか?

もしも「負の連鎖」を感じているなら、早目に相談に来て、いまからでも思考の習慣を
よいものに切り替えていきましょう。
そして、負の連鎖を止めて、家族仲良く、楽しい家庭づくりができるようにしましょう。