9月の家族へメッセージ 『うるさい!放っておいて!』という子どもに、なんと言ったらいい?


9月の家族へメッセージ 

『うるさい!放っておいて!』という子どもに、なんと言ったらいい?

9月は不登校や行き渋りの増える時期です。

夏休み明け、毎年のことながら一定数は起きてしまうことなのです。

お子さんがいる人もいない人も、これから出産を考えている方も、ぜひ、みなさんに知っておいてほしいことがあります。

子どもやパートナーの

『うるさい!放っておいてよ!わかったよ!もういい!』の言葉の裏側にはなにがあるのでしょうか?

家族からこんな言葉を投げかけられたらショックですよね。

『なに、その言い方!』

『あなたのこと、心配して言っているのに・・・』

『親に向かって、そんな口のきき方して!!』と怒りがこみ上げてくることもあるでしょう。

その気持ち、よくわかります。

親としては、また家族としては「大切な我が子」「家族」ですもの、間違った方向へ行ってほしくない。

「困るのはあなたでしょ」という気持ちから、

なんとか「わからせたい」になっていませんか?

そう、わかってほしいですよね。その気持ち、本当によくわかります。私も若いころはそうでした。

だから、ついつい

『宿題やったの?』『いつまでゲームしてるの!』『ちゃんとしなきゃ将来困るよ!』

などと、言ってしまいがち。

ところが、親が言えば言うほど、子どもは口数が少なくなる。

子どもが話さないので、さらに親の口数は増える。

悪循環が始まりますね。これは夫婦間であっても同じような現象が起こります。

どちらかが言えば言うほど、相手は黙る、無口になる。

すると、また言う、また黙る、さらに強く言う、もっと黙る。

そして、ぁる日、ブチ切れる。どちらも切れる。

難しいですよね。

切れる前に、ちょっと見方を変えてみましょう。

言ってくれない態度の奥、向こう側にはなにがあるの?

どんな気持ちが隠れているのかな?

もしかしたら

「学校で嫌なことがあった」
「友達とうまくいっていない」
「勉強についていけない」
「自分でもどうしていいかわからない」
「本当は助けてほしい」

そんな気持ちが隠れているとしたら、どうでしょう。

もちろん、反抗的な言葉や乱暴な行動を何でも許しましょう、決してそういうことではありません。ここ捉え違いなさらないように。

私は、こんなふうに考えています。

行動には「それはいけないよ」と言ってもいい。
でも、気持ちにまで「そんなふうに思っちゃダメ」と言わなくていい。

これが、「自分も相手もだいじ」にする、私のかかわり愛メソッドです。

「何があったの?」と言える関係を

子どもが荒れているときほど、大人は「どうしたらやめさせられるか」を考えてしまいますよね。

オロオロしてしまうこともあるでしょう。

でも、その前に一度だけ、

「この子の心に、何があったんだろう?」

と考えてみてほしいのです。

そして、すぐに答えを聴き出そうとしなくてもいい。

「話したくなったら聴くよ」この姿勢

それだけ伝えて、待つことだって立派なかかわり愛です。

親に何でも話す子が「いい子」なのではありません。

話したくないときもあるでしょう。
親には言えないことだってありますよね。

それでも、

「困ったときには、この家に戻ってきてもいい」
「この人なら最後には自分の味方でいてくれる」

そんな安心感が、子どもの心のどこかに残っていたらいいのだと私は思います。これが純粋な愛着の形成です。

問題のない家族を目指さなくていい!

不登校や非行など、子どもが抱える問題にはさまざまな要因があります。

またそれは、『ひとつの役割』として表現していることがあります。

その子どもだけを直そうとするのではなく、家族全体の関係性のゆがみ、システムのゆがみを外在化しようという役割を子どもが担っていることがあると考えます。

ですから、何かが起きたときに「この子が悪い」とか、あるいは「育て方が悪かったのかしら」と、親御さんだけが自分を責める必要もありません。

家族だって迷います。
親だって間違えます。
子どもだって間違えます。

大切なのは、

問題が起きない家族になることではなく、問題が起きたときにも、もう一度つながれる家族でいること。

子どもを正そうとする前に、

「この子の心に、今、何が起きているんだろう?」

そう想像してみる。

答えがわからなくてもいいのです。

わかろうとしてくれる人がいる。

そのこと自体が、子どもにとって大きな安心になることがあります。

今月の「かかわり愛ことば」は

「行動にはNOと言っても、気持ちにはNOと言わない。」

その小さな「かかわり愛」が、親子の間に、いつでも帰ってこられる道をつくっていくのだと思います。

今月もおしあわせに

 

 

 

 

 

人はアドバイスよりも共感を覚えるもっと