敬老の日 やさしさを考えましょう


「やさしさは、愛する人に与える最高の贈り物である。」

ローラ・インガルス・ワイルダーの言葉より
 
敬老の日、やさしさについて考えました。
 
「やさしさ」とは、自分にも自分以外の人にも気持ちに寄り添えることで、
人の気持ちに寄り添うとは、自分とは異なる相手の気持ちをも考えられることで、
それは、相手の話をしっかり聴き取れることで、
また自分の気持ちも伝えられることで、
その時に気分や相手によって態度を変えないことで、
相手がうまくいったらその幸せを喜ぶ余裕があることで、
与えたことに見返りを求めないことを言うのかな。
 
そんな人になりたいですね。
 

気持ちに寄り添う

人の気持ちに寄り添うとは、いったいどういうことでしょう?
それは、自分と異なる考えや意見を受けたときに、いきなり拒否したり拒絶しない無視したりことです。
 
人は自分と異なるモノを感じると無意識に脳で防衛反応が働きます。これは自分を守るために人類に備わった「不安」から起こる防衛なんです。不安が強い傾向の人ほど防衛反応も顕著になる傾向はあります。
 
しかし、それを知っていることで、次の瞬間に防衛を外し「相手が自分とちがってもそれは当然だ。ちがう考えや意見を聴いてみよう!」という気持ちに切り替えることができると、それは寄り添うことの第一歩です。
 
ぜひとも、ここまでやってみましょう。
ここまでくれば、次に話を聴こうという気持ちになれます。
 

話を聴く

話を聴く、というのは読みのとおり、耳を傾けるという意味です。
関心のあるなしにかかわらず聴く姿勢がだいじです。
 
興味がなくてつまらないからと言って、そっぽを向いてしまうのは「聴く」ことになりません。
あえて関心を持とうという気持ちがだいじです。
それができたら自分を「おとなになったな~」と褒めましょう。
 

自分の気持ちを伝える

 
次に自分の気持ちを伝えることもだいじです。
黙っていたら相手にも伝わりません。
やさしさとは黙っていることではありません。もちろん場によっては黙っている場合もありです。
しかし、我慢して言いたくても言わないのは自分に嘘をつくことになり自分が苦しくなりますから言い方さえ気を付けていただければ自分の気持ちや考えを伝えることは良いことなのです。
 

相手が好きか嫌いかで態度を変えない

これも大切な心得ですね。気分で変えないと言うことです。
自分の気分でコロコロと態度が変わるのは、相手にしてみれば「この人、なに考えているかわからない」となって信頼を損ないます。まず気分を整えて人に会いましょう。
 

人のしあわせ、これを喜べる余裕

余裕と言ったのは、実際、こころに余裕がないと人の喜びやしあわせを喜べないことが多いからです。
自分に余裕がないときは人のしあわせを妬んだり羨んだりする傾向があります。決してよい感情ではないことはわかっていても人に嫉妬してしまう、それが人間なんです。
しかし、これを知っていれば妬む気持ちが出てきても「いまは自分に余裕がないからだ」と自覚して自分に目を向け、妬むより自分をあたためよう!自分に自信と勇気をつけよう!と方向を替えることができるといいですね。
ひとりで困難な場合はご相談を。
 

見返りを求めない

最後はこれです!与えた愛の見返りを求めない。
どうです?難しいですか。プレゼントしたら「これは私がそうしたいからしただけだ」と思いましょう。
「私があげたのに、お返しがない」とか「こんなにやってあげたのに」「気をつかってあげたのに」
この「~~したのに~」が出てきたら要注意。
見返りを求めている証拠ですよ。
 
いかがでしたか?
難しいな~と思うのは当然です。そのあとに「なりたい自分」を目指していきましょう!