6月の家族へメッセージ 家族の結婚について


6月の家族へメッセージ 

家族の結婚について

毎年6月はジューンブライド 「6月の花嫁は幸せになれる!」という古くからのヨーロッパの言い伝えによるものですが、ヨーロッパでは農繁期が3月~5月のため結婚が6月まで持ち越されたそうです。待ちに待っての結婚で一層の幸せを感じたのでしょうね。

日本ではというと、結婚シーズンは4月、10月が多かった時代に、1960年頃からですが、6月は梅雨で挙式が少なかったことから商業主義的にヨーロッパのジューンブライドを真似して売上効果を狙い宣伝したそうです。2月のバレンタインデーにチョコレートを贈るもそうですが、なんとも夢の無い残念な商業主義ですよね。

さて、今回は「家族の結婚」について考えてみましょう。

あなたが親だったら、子どもの結婚には口を出さずに本人たちに任せますか?(年代にもよりますが)自分の結婚のときはどうでしたか?

また、あなたが現在独身で、これから結婚する立場だったらどうでしょう? 自分で決めるから口を出さないでほしいですか?

明治~大正時代、昭和も1947年頃(家制度廃止)までは、かなりの人が親の決めた結婚をしていたようです。明治生まれの私の祖父母は顔も見ないで決められていたそうです。さすがに昭和の両親はお見合い結婚でしたが、仲人さんに親が頼み探してきてくれた人とお見合いしたそうです。

時代と共に恋愛がオープンになり、1970年代~恋愛結婚が主流になっていきましたね。Z世代の若者はどうでしょう? 日本では2004年頃からmixiなどのSNSによるサービスが始り、インターネットを介した出会いも増えていきましたね。

現在は親の世代(40代50代60代)が既に自由な恋愛結婚が主流なので、子どもの結婚にも干渉せず理解があり寛容になっていることが多いでしょう。

それでも、親の「子を思う気持ち」は今も昔も変わらず『幸せになってほしい』と願うことでしょう。この気持ちを素直に、そして誠実に伝えればいいのですが、ここからが問題です!伝え方を知らないと・・・・・

たとえば、子どもが交際相手を紹介すると、子どもに『ねぇ、あの子で大丈夫なの?』『あの子のどこがいいの?』『あの子は何しているの?どこの大学?趣味は?親はいくつ?何しているの?お金はあるの?あの人であなたは本当に幸せになれるの?』 こんなふうに子どもの気持ちを考えずにズケズケと踏み込んだ言い方をしてくる親御さんがいらっしゃいます。悪る気はないのですが困りますよね。幸せになるかどうかは子ども自身が考えることですね。親ができることは普段から「自分を大切にできる考え方」を伝えておくことですね。

こういうことから親子の断絶にまで発展するケースもあります。恐ろしいですね。

アドラー心理学でおなじみのアルフレッド・アドラーは言っています。『親子でも自他の分離、課題の分離をしっかりわきまえる事!』

そうなんです。心配な気持ちは『心配しているよ』と伝えてもいいのですが、相手の気持ちを傷つけるような踏み込んだ言い方はやめましょう。ご存知ない方も多いので、友人など身近な人で知っている方は教えてさしあげてくださいね。

知らないことは罪ではないです。知った日から自他尊重していけるといいですね。

 

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