11月の家族へメッセージ
家族でも、違っていい
~わかり合えなくても、大切にできる~
「どうして、そんなふうに考えるの?」
「普通は、こうするでしょう!」
「家族なんだから、わかってよ!」
こんな言葉を、家族に向けたことはありませんか?
家族は、一緒に暮らしている時間が長いほど、お互いのことをよく知っているつもりになりますよね~
だからこそ、
自分と違う考え方や行動をされると、つい腹が立ったり、悲しくなったりするもの・・・
でもね、ちょっと考えてみて
家族って、同じ考え方をする人たちの集まりなのかな???
「違い」があるのは当たり前
例えば、休日の朝。
夫は「せっかくの休みだから、家でのんびりしたい」
妻は「せっかくの休みだから、どこかへ出かけたい」
さて、どちらが正しい?
いいえ、答えは、どちらも間違っていませんよね。
ところが、
妻「あなたは、いつもゴロゴロしてばかり!」
夫「休みの日くらい、ゆっくりさせてくれよ!」
こんなやり取りから、せっかくの休日が険悪な雰囲気になってしまうこともありますね。
実は、ここでぶつかっているのは、愛情ではなく価値観の違いなのです。
一人は「休息」を大切にしている。
もう一人は「一緒に過ごす時間」を大切にしている。
どちらにも、その人なりの大切な思いがあるのですね。
「同じ」より「違っても大丈夫」
親子でも同じことが言えます。
親は「安定した仕事に就いてほしい」と願う。
子どもは「自分の好きなことに挑戦したい」と考える。
親は心配だから反対する。
子どもは理解してもらえないと感じて反発する。
でも、親の人生と子どもの人生は別のものです。
親には親の価値観があり、子どもには子どもの価値観があります。
大切なのは、どちらかが自分の考えを捨てることではありません。
「あなたは、そう考えるんだね」
「私は、こう思っているよ」
そうやって、お互いの違いを知ることから始めてみませんか。
理解することと、賛成することは違います。
相手の考えに賛成できなくても、相手がそう考える理由を聴くことはできます。
そして、自分の気持ちも大切にしていいのです。
違いを認めることは、決して我慢することではない
ここで、一つ大切なことをお話しましょう
「相手を尊重する」というと、自分が我慢して相手に合わせることだと思う人がいます。
でも、それでは自分の心が疲れてしまいますよね。我慢はいつかどこかで「爆発」してしまうんです。
私の「かかわり愛メソッド」が大切にしているのは、
「じぶんもあいてもだいじ」
という考え方です。
相手の気持ちは相手のモノ
自分の気持ちは自分のモノ
どちらも大切にしていいのです。
もちろん、相手を傷つける言動まで受け入れる必要はありませんよ。
お互いに安心できる関係のためには、時には「それは嫌だよ」と伝えることも必要です。
違いを認め合うとは、何でも許し合うことではなく、お互いの心の境界線を大切にすることなのです。
家族は、違うからこそ面白い
11月、木々の葉が赤や黄色に色づく季節になりましたね。
同じ木に生まれた葉っぱでも、一枚一枚、色も形も違いますよね。
でも、その違いがあるからこそ、秋の景色は美しいのでしょう。
家族も、そんなふうに考えられたら素敵ですね。
考え方が違ってもいい。
好きなものが違ってもいい。
生き方が違ってもいい。
無理に同じ色になろうとしなくても、家族としてつながっていくことはできます。
そして、意見が合わないときには、こんな言葉を使ってみませんか。
「そうなんだ。あなたはそう思うんだね」
たったそれだけで、相手は少し安心するかもしれません。
家族だから同じでなければならないのではなく、家族だからこそ、違いを安心して見せられる。
そんな家庭が増えていったら、私はとても嬉しいです。
今月のかかわり愛ことば
「わかり合えなくても、大切にし合うことはできる。」
同じになることより、違いを認め合うこと。
そこから、家族の新しい「かかわり愛」が始まります。
きくちみよこ

