2016年1月の家族カウンセリング


★ 明けましておめでとうございます。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

いつも当サイト、当ルーム、私を選んでいただき、まことにありがとうございます。
サイトに来てくださる皆様もリアルに訪問してくださる皆様もこころから感謝いたします。

昨年に引き続き、本年も当ルームは、身近な関係(親子・夫婦)の関係問題に特化して、
サポート、ご支援させていただきます。
それは、社会の組織のいちばん始め、はじまりの単位が家族・家庭だからです!

社会をよくする、平和と安定、その維持のためには、なんといっても「人とのかかわり」が
平和に安定するところからです。たとえ小さな些細なもめ事、争いもあっという間に大きな
争い、災い、破壊に変容します。それは私たちの望んでいないことです。

私たちの望んでいることは、建設的な平和と安定です。安心できる社会です。
そのために、ひとつだけ「改革」する必要があることは「教育」です。
平和と安心安定のための改革は教育改革です。
それは、幼少期からの「よい考え方」の教えです。現代に欠けているのは「自他尊重のこころ」
自分も他者(相手)もどちらも大切にして、どちらも尊重する考え方とそのコミュニケーション
スキルです。

悩みの多くは対人関係です。生きにくくなってしまうのも、自分の思うようにいかないのも、
社会はみんなで創るものだからです。自分一人で勝手にできないものだからです。
ところが、1970年代くらいから、そうした「こころ、意識、思考、感情」の教えを怠り、
知識ばかりの詰め込み教育(成果主義)が政府の方針として施行されました。
その弊害が「落ちこぼれ」「負け組」などの「弱さを抱えてしまう」結果を生み出しました。
本当は誰でも個性を生かして社会で活躍できるはずなのに、ときの政府が諸外国に追いつけ
追い越せの政策を打って、日本を強くしようと考えたからです。
ところが、どうでしょう。人々のあいだに「格差」が生まれたのです。
学校でも企業でも格差があります。

格差は人々に「不満」をつくります。不満は怒り、憎しみ、悲しみ、寂しさを生みます。
不満や怒りによる反抗や暴動を、力づくで押さえつけようと抑圧すれば、今度は「いじめ」が
生まれます。
1970年~1980年代の校内暴力、家庭内暴力、1980年~1990年代のリンチ、いじめ。
1990年~2000年代、いまも増える登校拒否、不登校、出社拒否、ひここもり・・・
このように時代とともに、圧力で支配しようとすると、必ずほかの問題が発生します。

これを解決するには、根本的な社会の制度、しくみを変えることと、いま、私たちが
できることは、いま、となりにいる人を愛することです。こころに寄り添うことです。
決して「見て見ないふり」「関係ないわ」「無関心」にならないでほしいのです。
心理職だけでは足りません。すべての人、一人ひとりがカウンセラーやセラピストになって、
となりの人、身近な人のこころに寄り添ってみましょう。
相手も自分も大切にする考え方。
自分とちがった意見や考えをいったんは受け止めることができるようにしましょう!

2016年はそういう年にしたいと思っています。

かかわり方のスキルを知りたい、学びたい、身につけたい、という方は、どうぞお問い合わせ
ください。お待ちしております。いっしょに世の中をよくしていきましょう。