2016年3月の家族カウンセリング


★ 「ありがとう 助かりました!の会」つくりました。
 フェイスブック コミュニティのページにつくりました。
https://www.facebook.com/ありがとう-助かりましたの会-943183312402270/

★ ありがとう 感謝の意味
3月はお別れの季節ですね。
卒業、人事異動、転職、引っ越しの移動、あちこちで送別会がおこなわれます。
慣れた場所、慣れた環境、慣れた人との別れはもの悲しく寂しいものですね。
悲しい、寂しいと感じるのは、その恩恵にあずかっているからであり、具体的には
「良かった」と思えることが多かったからですね。
この場所で良かった、この環境で良かった、この人で良かった・・・・
自分が「良かった」と感じられるということは、相手が自分の役に立ってくれた、
ということでもあります。ありがたいことですね。助かりました、ありがとう!と
なるわけです。お互いに役に立つ・・・貢献するとお互いに助かった、ありがとうが
返ってきます。

なごりおしいのは、他者との関係が良好な証拠で、他者を「仲間」と感じられたから
ですね。この仲間意識こそが、他者を信頼している「他者信頼」の意識であり、
この意識があるから、他者のために役に立ちたい、貢献したいという「他者貢献」の
気持ちがわいてくるのです。

相手と競争して蹴落とすライバルと見たら、どうでしょう?
とても仲間にはなれませんね。油断できない敵とみなすと信頼も貢献もありません!
学校や職場でそういうケースありませんか?
あると組織はバラバラになります。
では、なぜ、そういう気持ちになってしまうんでしょう?
それは、・・・
自分自身を好きになれない、自分を認めない、否定する、劣等コンプレックスをもっていると
それを何かで払しょくしたいがために、勝てそうな人と競い、相手の欠点や弱点をみつけ、
少しでも自分を上に見せて、優越感をもちたいのです。そうしてこころの安定を図ります。
しかし・・・
そのような手段では、真の安定は得られませんね。常に他者との比較の中に生きているからです。
自分より優れていると感じると、ねたんだり、ひがんだり、落ち込んだり、
自分より劣っていると感じると、いきなり偉そうに上から目線で相手を見下す。
これでは、気持ちの休まるときがありません。自分で自分を疲れさせています。

ですから、他者との比較で一喜一憂するのではなく、自分のありのままを認めて、愛して、
その上で自分を高めていく努力を自分のペースで楽しんでいけばいいですね。
それぞれが意識を変えると、他者を蹴落とすライバルではなく、共に生きる仲間として
捉えることができます。猜疑心をもつこともなく信頼できる仲間になります。
すると、互いに貢献しようと思えます。誰でも敵には貢献しないですよね。
共に生きる仲間だから、いっしょに良くなろうと思い貢献します。

みんながそういう気持ちになると、世の中は平和になります。いじめもなくなります。
そういう世の中に私はしたいです。
自己改善したい方は、どうぞご相談くださいね。

アドラー心理学より