8月の家族へメッセージ 今年の夏は夫婦・親子でオリンピックを語ろう! あきらめないことの大切さ


8月の家族へメッセージ

今年の夏は夫婦・親子でオリンピックを語ろう!あきらめないことの大切さ

今年の夏は、パリ五輪の真っ最中ですね。時差があるので各競技の決勝戦は真夜中だったりしてなかなかライブで観戦することは難しそうですが、みなさんはいかがですか?

そもそもオリンピックには関心がない!という人もいるみたいですが、それはそれぞれ興味や関心が異なるものなのでいいと思います。ちがいに対して寛容になることは他の記事でもたくさん書いています通りなんです。互いにちがいを認め合いましょう。

もし、オリンピックに関心がなかったら、ほかのことでもいいので夏にできること、なんでも体験したり話し合ったりしてみましょう!

2024パリオリンピックの開催は7月26日~8月11日ですが、現時点で決勝が終わった競技の中で、いま話題として注目されているのは柔道や体操男子団体などですが、ほかの競技にも言えることは「あきらめないことの大切さ」ですね。

 

あきらめないことの大切さ

なぜ、大切なのでしょうか?

結論から申し上げると、可能性が広がるからです。こんな言葉があります『やらずに後悔するより、やって後悔するほうを選択をする』とありますが、私の考えは『やらずに後悔するより、やってみて、もしダメだったとしても必ずそこに学びがある!』これです!

行動すると、たとえ失敗しても、そこから課題が見えてきますから『次はこうすればいいんだ!』とひらめくわけなのです。ところが、あきらめて挑戦しないと何も変わりません。もちろん変わりたくないという考えもありますが、それは「変わること」への不安や恐れがあるケースか、現状で満足しているケースです。

ただ、良くなりたい、成功したい、などの目的がある場合はチャレンジすること、し続けることでその目的を達成できます。あるいは、目的通りでなくても近い形で満足できたり、新たな目的ができたりしますよ。

 

では、

なぜ、あきらめてしまうのでしょうか?

はじめにお伝えします。誰のせいでもありませんよ!あきらめてしまうのは。

ひとつは「癖」 あきらめてしまうことが「習慣」になっていることがあります。習慣とは習って慣れると書きますね。そうなんです!あきらめることを習ってしまい、それに慣れてしまったのです。

置かれた環境もその要因ですが、誰が悪いということではなく、みんなわからなかっただけなんです。言い方、伝え方、切り替え方がわからなかっただけなんです。受け継がれている考え方の中にアンコンシャスバイアスと言って、無意識の思い込みがあります。誰にでもあります。その思い込みが『それはもうダメだよ、ダメに決まってるよ、やるだけ無駄だよ』などの声です。多くの人がそうだと思うと、それが常態化してしまいます。だから誰のせいでもなく、あきらめる癖がついてしまいやすいのですね。

誰にでも「自我」はあります。子どもの頃は「万能感」と言って、『わたし(ぼく)は何でもできそう!』という自信があるのです。だから何にでもチャレンジしようとします。恐れを知らないからです。

しかし、月齢が上がってくるに連れて、ヒトの脳はリスクを避けるために「不安」や「恐れ」を感じるようになっていきます。人間はそうして身を守ってきたのです。持続可能な人類を築くためには必要な不安や恐れだったのです。

ところが、必要以上に不安や恐れを感じてしまう(過剰反応)と、ほとんどの人がチャレンジできることまで怖くて仕方なくなってしまうことがあります。これは、生まれ持つ気質と成育歴の中で取り巻く環境のマイナスの相乗効果が働き、強い不安や恐れを感じて動けなくなってしまうのだと思います。

たとえで言うと、子どもが『鉄棒にぶらさがりたい』というと、親が『落ちたら大変だからやめなさい』と制止する。子どもが『自転車乗りたい』というと、親は『ダメよ、まだ早いわ、転んだらどうするの!』と制止する。『遠くへ行きたい』というと『ダメよ、迷子になったらどうするの!』と制止する。

このように、子どもの欲求や要求はチャレンジしたいこころなのですが、それを親の不安から止めてばかりいると、子どもは『どうせ言ってもまた止められてしまう』と考えるようになり、チャレンジをあきらめてしまうようになります。何かをやろうとさえ思わなくなってしまうケースもあります。

これが「あきらめの習慣化」になっていくのです。

このケースは親も自分の不安がどの程度のものかわからずに、無意識に子どもの行動を止めれば自分のこころが安心するので、そうしてしまうだけなのです。人の不安の大きさはその人にしかわかりません。自分の度合いがわかれば、子どもを止めずに防げるのですが簡単に測るものがないのでわからないのです。将来的にはAIの進化と共に容易に測定できるようになるでしょうね。そうなれば「親の不安」心配は親自身が自分を納得させて、子どもにはチャレンジするこころを見守りながら応援できるようになるでしょうね。

 

自分で判断できる年齢になっても

あきらめの習慣は脳に定着してしまうと、学校の授業で新しいことにチャレンジして一度でもうまくいかないと、定着したあきらめ習慣から『やっぱりダメだ』『どうせ、ぼくは(わたしは)何をやってもダメなんだ』と思ってしまいます。

本当はただの「思い込み」なのですが、思い込みを信じてしまい、やってみたらできるかもしれない可能性を疑ってしまうのです。

そんなことを繰り返していると、チャレンジする発想さえ浮かばなくなってしまうケースがあります。

 

克服するには(克服したくなったら)

これを克服するには、はじめは他者(専門家)にサポートしてもらいます。安心と勇気をもらいます。『だいじょうぶ、あなたはできるよ、できるよ、失敗はあってもいいんだよ、そこからヒントをもらえるんだ、次はうまく行くっていうヒントやアイデアをもらえるんだ、何度でもチャレンジしていいんだよ、あなたにはその力があるから』こんなふうに言ってもらいながら勇気を出していきます。

勇気が出たら実際にやりたいこと、やりたかったことに挑戦してみます。(このとき、やりたいことが出てこない、何もないと思う、と思ってしまう場合は、本当はあるはずですが、それにもブレーキをかけてしまっている状態だと認識して専門家といっしょにブレーキを外すところからやっていきましょう)

やりたいことがわかったらさっそくチャレンジしてみましょう。サポートしてくれる人に安心をいただきながら行います。うまくいかなったとしてもサポートがあれば、あきらめずに再度チャレンジできます。

慣れてきたら「自分で自分をサポート」します。自分が自分の親になるのです!

そして、自分に自分で愛と安心と勇気を与えることができるようになると、あきらめないことの大切さがわかるようになり、あきらめない人生を送れるのです。

 

※サポートする人は克服しようとする人に愛と安心を与え勇気を促すのですが、このとき注意することは相手を変えようとしないことです。本人の内側から変わりたい気持ちが出てくるまで待ちます。どんな状況でも受け止めて肯定し続けることがだいじです。

 

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