セルフコントロール法


はじめに

どんなに素晴らしい心理療法があったとしても、効果のある人とない人がいます。
それは、あなた自身が「自分を変えたい」という明確な望みをもっているかどうかで決まります。

当ルームでの【セルフコントロール法】とは

自律訓練法 イメージ療法 セルフトーク療法
この3つを合わせたオリジナルプログラムです。
はじめの1ヶ月は週1回、2ヶ月目は2週に1回、3ヶ月目は3週に1回というように様子をみながらルームでの練習回数徐々にを減らしてご自宅でひとりでできるようにいていきます。
(個人差はありますのでお一人お一人にあった回数で調整させていただきます)
※通うのがたいへんな方には自律訓練法のCDをおうちで使って練習していただきます。
詳細はこちらをどうぞ。

1.こころと自律神経

こころとは脳にあります。あなたが思い描くことは脳で考えていることです。 自律神経の働きは、こころ(脳)とたいへん深い関係があります。 人が緊張するとき(身の危険、不安、憎しみ、恨み、嫌悪感、攻撃的な感情)に自律神経は その状況に相応しい態勢をつくろうとします。
たとえば、逃げるときは足の筋肉を緊張させる。
食事のときには消化のため胃を活発に動かす、など自律神経のうち交感神経が働きます。
また、それとは反対に安心やくつろぎ、親しみの感情は心身の緊張をほぐし、リラックスさせてくれます。
信頼とか愛情、許し、感謝なども、同じように人をゆったりさせてくれます。これは副交感神経の働きです。
このように人のこころや感情は、自律神経を通して体に現れます。

2.自律訓練法

心理療法のひとつに自律訓練法というのがあります。
1932年ドイツの精神科医であるシュルツによって体系化されたものです。
これは、さまざまな悩み、問題、ストレスによってガチガチに縛られ、バランスを崩してしまった自律神経をゆっくりやわらかくほぐしてくれます。
心身のリラックス状態を意識的に起こし、自律神経の調整を図るものです。

3.イメージ療法 (瞑想)

イメージ・・・人の頭のなかに浮かぶ映像であったり、音であったり、感触であったりします。
人の意識のなかにあるアイディアとイメージはたえまなく、人を支配する目に見えない力です。 私たちの怖れ、態度、観念はすべて潜在意識に深く埋め込まれています。
もしも「怖れているものが現実になる」というならば、反対に「望むものも現実になる」 ということがあってもいいわけです。
「悪い予想が当たる」というのは、マイナスな否定的な思考、観念、態度があなたを支配し、その絵を頭のなかに描くことで現実になっていくのです。
肯定的な態度と観念を身につけることで、頭のなかで肯定的な絵を描き、それが現実のものとなっていきます。

4.セルフトーク療法 (アファメーションをかける)

無意識の扉を開いてことばをかけていきます。
それは、ちょうど入眠する前の心地よい状態で、脳波はアルファ波からシーター波を示し、心身の緊張が解け、ゆったりとのんびりした状態のときにかけます。
この心身ともに深いリラックス状態こそ、潜在意識の扉が開くときなのです!
なぜなら潜在意識を覆った表面意識のガードがはずれ、批判的な大人の自分が薄れ、素直な子どもの部分のこころが現れます。
子どもの頃を思い出してください。
褒められたら素直にうれしかったでしょう。
このとき、あなたの潜在意識に語りかけてあげましょう。
批判的、常識的な表面意識がまどろんで、こころの奥へ通じる扉が開いた状態です。
潜在意識がオープンになっていますから、被暗示性が高まって、そこにインプットされた言葉は、通常では考えられないほど大きな力を 発揮します。
毎日の習慣があなたをあなたの希望する方向に変えていけるのです! 自宅で自分でできるようになるまでは練習が必要です。
はじめに月に4~5回ほど通っていただき、それ以降はひと月ごとに回数を減らしていきます。
個人差がありますので様子をみながら調整していきます。

リラックスとイメージ療法についてはこちらから