ご夫婦間の悩み、問題にお応えします。
夫婦カウンセリング カップル・カウンセリング
恋愛中、交際中とちがってそう簡単に別れるわけにもいかなくなるのが夫婦です。家族がいる(子ども)場合はもっと複雑になりどうしていいかわからなくなります。
(結婚生活カウンセリングと重なる事象もあります)
たとえば、
- 性格、思考、価値観、習慣の不一致
- 夫あるいは妻の浮気、不倫、交遊
- 金銭的、経済的トラブル
- 夫あるいは妻が、酒、タバコ、ギャンブルなどに依存
- 共働きなのに、夫が家事に協力しない
- 妻が専業主婦なのに料理もつくらない、家事をやらない
- 将来の方向性が異なる
- セックスレスになった、あるいは一方的なセックスをする
- お互いけんかはしないけれど、愛情がまったく感じられない
- 夫が妻を母親代わりにしている、あるいは妻が夫を父親代わりにしている
- DV(ドメスティックバイオレンス)家庭内暴力を受けている
これは殴る蹴るという肉体だけでなく言葉による精神的暴力も入ります
このように挙げればきりがありませんが、ひとつだけではなく複合体で起こります。
たとえば、
1.の性格や価値観のちがい・・・この不一致が離婚理由でもっとも多いとされています。
ここが原点となり、2.以下の項目が目に見える形となって問題が表面化されるのです。
人はそれぞれちがう遺伝子をもっています。
生まれ育った環境も教育も知っていること知らないこともちがいます。
ちがっていいんです。ちがって当たり前ですから。
しかし、それが原因で離婚というのであれば、誰も結婚できないことになります。
そうではないですよね。お互いを理解しあって仲良く暮らしている人たちもいます。
では、それはなぜでしょう?
私たちは、人生についてとか、結婚についてとか、そもそも生きるとか何か?とか、学校でも家でも教えてもらっていないのです。
ここが最大のポイントです!
そうした「人生を考える、学ぶ」時間、機会がないまま学校の詰め込み教育に時間を費やしてきました。国の政策から。
それによりもっともだいじなこと、大切なことを考えないまま、 おとなになってしまうことが多いのです。人生の哲学を教わっていないのです。
人生の哲学を教わっていないと、人生について考える力が発揮できません。
「生まれてきたわけは?」「なんのために生きるの?」「夫婦ってなに?」どんな意味があり、どんな定義なのか、じっくり考えてこなかったのです。
ですから、夫婦になっていきなり共同体感覚をもって互いに認め合い助け合い生きろと、言われても、そういう意識が習慣として根づいていないんです。無理もない話です。
なので、当ルームでは、人生の意味を考える、そこからレクチャーさせていただいております。
たとえば
2.の浮気や不倫なども、そこに至る内容が重要です。3.や4.のような依存的な傾向から異性に走るのか、妻(夫)とはすでに冷め切っていてお互いに愛情がなくなっているために他の人に惹かれたのか、どのような気持ちの変化が起きてそこに至ったのかが肝心です。
5.6.のように「〇〇してくれない」相手に対する要求が伝わらない、不服だ、不満だ、というものは、コミュニケーションの問題です。きちんと言葉で要求を伝えているのか、言ったつもりでも相手には伝わっていないことがあります。
言った、言わない、聞いた、聞いていない、水掛け論になると、論理的思考から感情論になってしまいます。話しの論点がズレて、過去の嫌だったこと、悔しいこと、腹が立ったこと、すべて思い出されて、いったいなんで喧嘩になったかを忘れて醜い罵り合いになることもよくあるケースです。
このようなケースでは、カウンセラーが介入し、どちらにも肩入れして双方の言い分を聴き、二人がそれぞれどうだったら良かったのか、論点を解決志向で目的にもっていきます。
そのときの感情と要求とを分けて、伝えるときの言葉選び、言い方、伝え方選びをいっしょに考えていきます。しあわせのアサーティブ・コミュニケーションを学んでいただきます。
これがカップル・カウンセリングです。
8.のセックスレス・・・周りから見て、一見仲の良いご夫婦であっても意外と「セックスレス」は多いのです。 恋愛時代には熱烈に愛し合って結婚したのにお子さんが生まれたころから回数が減って30代でまったくセックスレスという方もいらっしゃいます。 その原因には様々な理由があります。
ある事例でいうと、30代の妻が夫からたったひとこと、 言われたことばがきっかけでセックスレスになった事例があります。 それは第一子が生まれたときのことです。
「おれに似てないな、本当におれの子か?」 結婚して10年目にやっとできたお子さんだったのですが、 ご主人は今頃できたことはおかしいと妻を疑っていたのです。
また昔は跡取り(世継ぎ)問題で男児を産まない妻が 夫や姑から「なんだ、女の子か」のひとことで セックスレスになった例もあります。
または
一方的にセックスを強要される事例があります。
DVにもつながる要素を含んでいますが、夫が妻にたびたび体を求めてくるが、妻は仕事を持ち、それに加え家事、育児と忙しく、いつも疲れており、相手をしてあげられなくなった。すると夫は豹変するように急に嫌な顔になり怒りを露わにするので怖い。という悩みです。
この事例では夫の妻に対する真の理解が必要になってきます。妻の求めていたものは家事がおわって子どもも眠ったあとのひとときを二人でゆっくり会話をして過ごしたかったのです。しかし夫は精神的充足感よりも先に肉体的充足を求めていたので、気持ちが通わずしだいにセックスを拒んだ時の恐怖が募り、夫の人格さえも嫌いになっていきました。
これもよくある例ですが夫のこころの成長が足りていなかったり、あるいはマザコンで母親、女性にコンプレックスがあり、自分の言うことをきかないと酷く反抗的な態度にでる、というケースもあります。
どのような悩みもはじめはお互いの小さな不平不満が積り積って大きなストレスとなりそれを誰にも言えず一人で抱え込み辛く苦しくなるのです。
実は私も離婚経験者なんですよ。
いまは別の人と再婚し幸せに暮らしています。だからこそ夫婦間の悩み、他人にはわかってもらえないもどかしさ、よくわかります。理解できます。
私の場合は子どもたちが成人してからなので、40代後半になってからの離婚です。
20代はじめに結婚し30代の頃から お互いの生き方、人生観が少しちがうのではないかな?と疑問に思うようになりました。その辺から将来への不安を抱えながら生活を送っていました。
子育ての方針にしても大きなくくり、考え方は同じ方向であったと思います。
それでも「もっとこうしてほしい」と相手に期待や望みを託したことと叶わなかったことが自分の不満のもとになりました。
カウンセリングでも「相手に期待しない、期待は自分にするもの」といまは多くの人に話していますが当時はそれがわからず、 相手を変えよう変えようとしていたのですね。
そんなことでは相手は変わりません。
どんなに話し合っても(話し合ったつもり)気持ちは伝わらず、考えを変えてもらえませんでした。家を買うかどうか、仕事はこのままでいいか、子どもの将来は?
思うようにいかないジレンマと見えない先の不安、悩みは募るばかりでした。
この価値観のちがい、趣味のちがい、性格のちがいなどは決定的な理由にはならないことが多いので、訴えても外の他人から見ると「どこがいけないの?なにが悪いの?」と理解してもらえないことが多く「あなたの我がままじゃないの?」なんてことを言われかねないのです。
自分の親に相談すれば親は心配しますし、相手の親にもきょうだいにも相談しましたが『みんなそうよ。夫婦はそういうものよ』と流されてしまうこともありました。
どうしても納得がいかず、ずいぶん悩み苦しみました。
夫婦間で何度も何度も話し合いましたが合意が得られず、ずっと平行線のままでした。
もどかしい毎日、こんなに私が悩んでいるのに淡々と過ごす相手に腹立たしさを覚えました。
こんな毎日なら、早々に切り上げ、お互い別々の人生を歩むことがよりよい生き方なのかなと、しだいに思うようになりました。
そして離婚に至ったわけです。 ここでも私は勉強させられました。
人生に起こる出来事はすべて無駄ではありませんでした。
すべて、そのときの自分に必要だから起きたことで離婚まで10年くらい思い悩んだことが今に生かされています。 ひとのこころ、感情、思考、行動、人生とは、生きるとは、夫婦とはいったい何なのか?深く考えました。勉強もしました。
貴重な体験をすることでよく理解できました。
ただ一点、子どもたちには大変申し訳ないことをしたと思いました。
子どもにはなにも罪はなく、親の身勝手でほかの子とはちがう環境をつくってしまうのですからいくら大きくなっていても嫌なものは嫌だったと思います。
これを読んでいるあなたもいま悩んでいるとしたら、解決したとき必ずよい人生がそこからスタートします。
おしどり夫婦でいるためには相手を一生思いやるこころ、気づかう優しさを保てればよいのですが、揉めているときはとてもそんな気になれませんよね。考えられないでしょう。
誰も悪くないのです。お互いうまくやる方法を知らなかっただけなのです。
自分を責めないでください。相手も責めないでください。
子どもにとってはどっちも大好きなお父さんとお母さんなんですから。
私とゆっくり、こころゆくまで対話してみませんか?間に合うかもしれません。
そして、いっしょに良い道を考えていきましょう。
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イラスト あさみめぐみ