7月の家族へメッセージ


7月の家族へメッセージ ≪新型コロナウイルスが気づかせてくれたこと パート2≫

みなさん、長引くwithコロナ生活をどのように過ごしていますか? 慣れてきた人、順応できている人、とても疲れている人、不安が酷く動けない人、それぞれ向き合い方を模索していると思います。逃げられないことからは、しっかり向き合うことがだいじです。

きょうはコロナ禍での都知事選。東京都のみなさんは投票に行きましょう! それは都民の権利だからです。義務と思えば嫌になることもありますが、自分の権利と思えば行使しましょう!何事も関心をもつことがだいじ。結果に不満を抱く前に自主的に参加しましょう!!

さて、6月のメッセージでお伝えしたwithコロナ時代 新型コロナウイルスからの教訓(気づかせてくれたこと)は、3つありましたね。

1.テレワークの活用(必要な人だけ通勤を) 2.あらゆることをシェアする(格差をなくそう) 3.のんびりゆったりと人間らしい新しい社会「寛容な社会」をつくる(もっと大切なものに価値をおこう)でした。

7月は、さらに「気づかせてくれたこと」をお伝えしたいと思います。

「アンダーグラウンド・エコノミー」の就労者について考えましょう!

助けましょう!救いましょう!

いま、感染経路不明の理由のひとつとして、アンダーグラウンド・エコノミーの就労者が浮上してきました。

アンダーグラウンド・エコノミー(underground economy)とは、日本語では地下経済のことです。

地下経済とは、犯罪行為、違法行為など、法律でも社会通念上でも倫理的にも認められていない経済活動(仕事)不法就労です。麻薬や武器の密売・売春・おれおれ詐欺のような特殊詐欺・盗品売買など。

そこで働いている人は、世界中で18億人もいると推定されています。(Wikipediaより)日本でも300万人以上の人が従事しているそうです。

今回の新型コロナウイルス感染症が、この存在に私たちの意識を向けてくれました。

それは、ウイルス陽性者となった人に感染経路を尋ねても、その人たちは言えないわけです。誰とどこで会った、話した、ことが明確になれば、そこから犯罪も明確に露呈されます。彼らはそれを避けて、医師にも研究者にも絶対に口を割らないでしょう。

なので、感染経路が不明となり、ウイルスをそこで追えないことになるのです!

市中感染が広まれば、老若男女の誰が重症化するかわかりません。愛する人を失うことになるのです。他人事ではなく、自分の大切な人、愛する人を思い浮かべてみましょう。悲しいですね。

いま、この機会に、改めて「アンダーグラウンド・エコノミーの就労者」について、いっしょに考えましょう。

やむを得ず、そこで働く人も多いことでしょう。
 
しかし私は、そうした就労をせずに済む社会、生きていける社会にしたいです。
 
それには・・・・・私たちにできること!
 
誰も赤ちゃんのときからそれを望んでいるわけではないことを思い出してください。
成育のどこかで助けられるなら助けたい、救えるなら救いたい。
 
子どもの頃、どうでしたか?
 
私たちは、親を選べないし、親も子どもを選べない。時には感情的になり「こんな親じゃなかったら・・・」「こんな子どもじゃなかったら・・・」と思うこともあるでしょう。
 
理解しえない親子は、とても寂しい思い、悲しい思いを抱いています。本当はわかり合いたいから。
 
天から与えられた変えられないものは、素直にを受け入れましょう。受け入れるところから人生は良い方向へ進みます。
 
そして、ちがいを理解して、こころから愛して育てることで、かなり救えます。
 
親子だけでは難しいときは、専門家を頼りましょう!第三者に介入してもらいましょう!
いまは、いろいろな団体がサポートしてくれます。
頼っていいのです。
 
頼ることを「恥」だと思って隠すことがありますが、人を頼ることは良いことだと捉えてください。
本来であれば、国が行政が、税金で赤ちゃんのときから家族にサポートできるシステムを構築することがベストなのですが、今はまだそうもいかないようで、民間のサポートに頼ることもありますが、親子だけ家族だけで抱え込まないようにしてほしいです。
 
たとえば、幼児期に育てにくさを感じていたら、すぐに幼児期の育児の専門家を訪ねてください。
小学校からの学童期に難しさを感じたら、すぐに学童期の発達や成育に詳しい専門家を訪ねましょう。
中学校~高校の思春期に難しさを感じたら、すぐに思春期のこころの発達や成育に詳しい専門家を訪ねましょう。
20歳過ぎて難しさを感じたら、どのようなことでどんなふうに困難を感じているかによって、すぐに専門家を訪ねましょう。
 
そして、子どものことだけでなく、親自身の相談も受けてください。親の成育歴にも関係していることもあります。
 
いちばんやってはいけないことは、誰にも専門家にも相談せずに、無視すること、放置すること。
孤独にすることです。
 
孤独になって孤立した子どもを狙っているのが、闇社会ですよ!
 
闇社会がやっている闇経済、それが地下経済=アンダーグラウンド・エコノミーです。
 
子どもたちを闇企業へ就職させないようにしましょう!
 
子どもたちを狙っている人たちも、昔は子どもだった人、孤独で孤立した子どもだったのです。
 
その連鎖を断ち切るには、国や行政が「健全で良い社会システム」を構築することなのです。
赤ちゃんから成人して就労につくまで、見守るシステムです。
 
どこに生まれても、誰の子でも、できるだけ公平に育てるシステムです。
 
みんなの意識が「子どもは大切な社会の子」という意識をもつことだと思います。
 
それをみんなで国に伝え続けましょう!
伝え続けるしかないのかな?と私は思います。

 

みなさんといっしょに。