2月の家族へメッセージ ~春はもうすぐ 穏やかな日々~


2月の家族へメッセージ ~春はもうすぐ 穏やかな日々~

2月と言えば、私の誕生月でもあり、私の大好きな月です。2月3日は立春。暦(こよみ)の上では春ですが、気候はまだまだ寒い時期ですね(地方によっても異なりますが)

それでも冬(寒さ)に向かっていくときよりも、春夏に向かっていくこの時期は、なんだかこころも身体もワクワクしてきます。ちょうど花芽が出てくるように。

世の中は悲惨な事件(医師射殺事件、クリニック放火事件)が続き、きちんと向き合う必要のある大きな社会問題になっています。

「自分さえ良ければいい」なんていう考え方を見直し、社会全体の動きや流れの中から「社会の課題」をみつけていきましょう。

個人の集まりが家庭や地域、まちの組織であり、その小さな集団の集まりが社会ですから、遠いところで起きている事件もとなりの家も問題も、学校や職場の問題もみんなつながっているんだ、と捉えてみましょう。

新型コロナウイルスもそうですね。あっという間に世界中に広がり、現代社会は良くも悪くも「つながり」を避けられないのです。人間自体も「つながり」なしでは生きられない動物ですから「つながり」はとても重要になります。

私の家の盆栽の梅が花芽をつけています。小さなピンクの花芽が毎日少しずつ膨らんできます。とてもかわいいです。癒されますね。

梅は夏が終わった秋ごろから立春のこのころに咲くように準備をしていたのでしょう。植物にしても、人間以外の動物にしても、本来の生体に備わった「生きる力」に従って素直に生きているように思います。

人間も原始時代はそうだったのでしょうね。

ところが脳の進化とともに文明が発達し、それはそれで良いことなのですが、その反面弊害として競争社会を生み出してしまったわけですね。

競争は奪い合い。ひとつ間違えば戦争を起こしかねません。勝つものがいれば負けるものを作ってしまいます。

本当は、人類の発展のためによりよい社会をつくるために、いろいろな研究がなされ人類に貢献してきたはずなのに、いつしか最初の目的(共存・共栄)を忘れて、「〇〇ファースト」という自分たちさえ良ければいいんだという考えがはびこってしまいました。歴史を振り返ると何度も同じ過ち(戦争)を犯してきましたね。

しかし、目的を思い起こし共有してみんなで力を合わせていこうよ!という人たちも増えてきました。

共に生きる、公平に生きる、人を人として尊重する、できるだけ平等な社会をつくっていきましょう。

 

気候の変わり目に気づけるように、花の芽に喜びを感じられるように、穏やかで平和な日々を送りましょう。

 

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