2011年11月の家族カウンセリング


★「男女の差」にはいろいろなものがありますが、夫婦や親密な男女のあいだで
よく起こる問題は「会話のズレ」です。

だいたい女性(妻)の方から「夫が帰宅しても会話をしてくれないんです」と
不満を訴えてきます。男性(夫)は「いや、そんなことない、聞いているよ」と答えます。

しかし、妻からみると「それは聞いているうちに入らない!」と怒ります。
夫の言い分は「聞いてるけど、何が言いたいのかわからない」「話に結論がない」
「だから新聞を読みながら聞いていたり、テレビを見ながらただ相槌を打っていただけ」
ということになりますね。これはある意味男女の差で、どちらかというと男性は事実だけを
「結論から言ってほしい」もので、女性は「気持ち(感情)を聞いてほしい」ものなのです。
「それじゃ、恋愛中はなぜあんなに聞いてくれていたの?」と女性が言うと、男性は
「結婚という目的があったからだよ」という場合もあります。目的が達成されて日常の
生活になったとき、人は自分を出してきます。そうでないと疲れてしまいます。
本当の「夫婦」になるのはそこからなんですね。

お互いあるがままの自然体でいられることが心身に負担がないのでラクに居られます。
そういうお互いを知って理解しあえたり共感しあえたりすることがあるべき夫婦の姿
でしょうね。なので基本的な価値観や生活習慣は近い方がラクですね。
ただ、恋愛は案外自分にないものを持っている人に惹かれたり、興味が湧いたり
するので、自分とちがうタイプを好きになったりします。すると夫婦になったとき
ちがいがハッキリ見えてきて意見がぶつかりあい、摩擦をよく起こし、互いのストレスに
なってきます。それを防ぐには、お互いにやってもらったことに感謝するこころを養い、
欠点は許し合い、相手の良いところを見て、いつもそこに意識をもっていくのです。
そう考えると気分いいでしょ?
今月は11月22日の「いい夫婦の日」もあることですから、夫婦にちなんだ
メッセージを送りました。

 

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