3月の家族へメッセージ ~不安から妄想へ~


3月の家族へメッセージ ~不安から妄想へ~

世界は大変なことになっています。ロシア(プーチン氏)によるウクライナ侵攻という決してあってはいけないことが起こってしまいました。

これは日本にとっても対岸の火事ではなく、遠い国の他人ごとではないということです。

今や世界はグローバル化(資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつきが深まる)により、どこかで戦争が起こり流通が滞ると経済も生活にも多大な影響を受けます。

なぜ、このような事態になってしまったのか?

プーチン氏の心理を読み解くと、ソビエト連邦の崩壊からずっともとのような強いソビエト連邦を再建したかったと思われる。しかし、ロシアになってから連邦構成共和国の国々は主権宣言、独立宣言し、西側諸国と交わった。つまり、昔の哀愁の中でプーチン氏は寂しさと虚しさと苦悩の日々を送っていたのだろうと思われる。

さらにプーチン氏自身の体力も年齢とともに低下を感じるようになり焦りのような気持ちもあったのだろう、と思われる。男性の更年期かもしれない。(あくまでも仮説)

人間はこのように、こころの寂しさや虚しさと体力の低下などが重なると「焦り」が生まれることがあります。焦りにはこの先のまだ起きていないことへの不安(心配)を招くことがあります。

プーチン氏の場合は、むかし領土であったところが次々に西側(ヨーロッパ)に浸食されていくように感じたのでしょう。NATO(北大西洋条約機構)が攻めてくると思い込んでしまったのだ(妄想)と思われます。

 

これを人間の気持ち(感情)と思考の流れでまとめると、

昔は良かったな~ 寂しいな、虚しいな、孤独だな~ ➡ このままでいいのかな~ 焦るな~ ➡ 気持ちがざわざわしてきたぞ、なにかしないと不安でたまらない ➡ きっと、もっと悪くなるに決まっている、どうしよう ➡ そうだ!身を守るために攻撃しよう!

このような感じですね。

学校でも職場でも地域でも、孤独や孤立を感じたら要注意です。

寂しいと感じたら、話せる人に話しましょう。気持ちを伝えましょう。打ち明けましょう。

弱いことではありません。恥ではありません。

人間は誰でもみんなと仲良くしていたいのです。仲間が欲しいのです。

理解し合える仲間が、友だちが欲しいのです。

孤独を感じたらSOSを発しましょう。

助けを求めましょう。助けてくれる人が見つかるまで助けを求めていいんです。

3月は別れの月でもあります。

慣れ親しんだ友だちと離れ離れになることもあります。親の転勤で住み慣れた地域を離れることもあります。

そんなときは「寂しいよ」と声に出して助けを求めていいんです。

勇気を出して言ってみましょう!

 

参考

ウクライナ侵攻情報

※画像は紅梅