7月の家族へメッセージ ~新しい環境から3ヶ月 7月はひとつのターニングポイント~


7月の家族へメッセージ

 ~新しい環境から3ヶ月 7月はひとつのターニングポイント?~

この時期は、家族がそれぞれ進級・進学・就職・転職と新しい環境のもとで生活や活動を始めて3か月が経過する頃ですね。そろそろ適応してくる時期でもあります。はじめの1~2か月は期待と不安の入り混じった複雑な心境で疲れやストレスもあったと思います。

多少の人見知りや引っ込み思案も、3か月過ぎる頃にはだんだん周囲の人にも慣れて、自分自身を出せる(表現できる)ようになってきます。もちろん個人差はありますが。

みなさんのおうちではいかがですか? お子さんは?ママは?パパは?

 

7月はひとつのターニングポイントです!

家族みんなでお互いにそれぞれの気持ちに寄り添ってあげましょう。

寄り添うとは、関心をもって見守りながら相手が求めてきたことにきちんと向き合ってあげることです。決してなんでもかんでも言うことを聞いてあげることではありません。

そのとき、だいじなことは聞き役が相手の話を奪わばないこと。遮らないこと。しかし、具体的にどういうときに自分が相手の話を奪っているのか、遮っているのか、わからないというケースもあります。そんなときは私に聞いてください。

子どもによっては、言いたくてもなかなか言い出せない子もいます。『こんなこと言ったら親が心配するかな?』と親の気持ちを案じて心配させないようにと思い言わない子どももいます。または怒られるかもしれないと思う子どももいます。または親がとまどって不安になったり不快になるのを恐れて言わない子どももいます。

あるいは自己完結してしまい言葉に出さない、人に言わないケースもあります。これはリスクが大きいです。まわりが気づきにくいからです。完結と解決はちがいますからね。

 

ポイントは何があっても動じないこと!

慌てず、焦らず、どっしり構えていることです。子どもにとって、なにより嬉しいのは親が「安心」を与えてくれることです。それには親自身が安定した情緒をもってゆったりとこころが広く寛容であることです。

もしも、親が不安定である場合は、早めに親のケアが必要です。なにも恥ではありません。個々に気質はちがいます。生まれ持つ気質は自分で選べません。自分がどんなタイプか気質か知ったら前向きにうまく自分とつきあっていくことです。トレーニングは必要ですが慣れていきましょう。

 

夏休みはそこまで来ています。

楽しい夏休みにするために、いま家族がしてあげられること、それは見守りながら求めてきたら向き合ってあげることですね。

 

どうしていいかわからなかったら早めにご相談ください。




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