5月の家族へメッセージ
りくりゅうペアにみる「カップルの在り方」休みになると不仲になるカップルへ
フィギアスケート(ペア)のりくりゅうペア、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは「金メダル」という素晴らしい成績で見事にやり遂げましたね。あの記憶が鮮明なうちに二人は選手としては引退しプロへ転向することを表明しましたね。演技はプロとして観られるので良かったです。そして、二人は「また生まれ変わってもペアでスケートをしたい」と。
さて、今月の本題は、ゴールデンウィークのような連休になると「なぜか不仲になってしまうんだよね~」というご夫婦や同棲カップルに向けて、なぜ休みに不仲になるのか?りくりゅうペアから学べることはないのか?パートナーに対する接し方、態度、向き合い方、考え方などについていっしょに考えてみましょう!
休みになると不仲になる理由
近年では共に仕事を持っているカップルが圧倒的に多くなりましたね。カップルになっても一人ひとりの「人生」は認められるものですから性別に関係なく仕事も趣味も自分らしいものがあっていいことは当然のこと(人権)ですね。それを理解した上で結婚や同棲に踏み切るのだと私は思いますが、その辺を二人で話し合ったことがないというカップルもたくさんあります。このあたりは結婚前カウンセリングを受けますと第三者の専門家のもとで「言えなかったこと」「言わなかったこと」を明確にしてお互い認識できることがあります。
ほかにもいろいろな事柄を「あいまいにした」まま共同生活に突入してしまうと後々「こんなはずじゃなかった!」という出来事が起きてきます。つまり、自分(妻も夫もそれぞれ)の思っている(想像)生活と実生活とのズレが生じたときに「?」が頭の中に浮かびます。人はこの「?」を放置してしまうことがあります。忙しい時間の中でたくさんのタスクに追われて一時的に「?」を忘れてしまうこともありますね。ただ蓄積はされていきます。
「?」の早い段階で「言葉」にして気持ちを相手に伝えることができたならまだいいのですが(※言い方、伝え方にも要注意)言わないまま(言えないまま)日々の忙しい暮らしが先行して時間が過ぎてしまうと、時間のできた「休みの日」に日頃の溜まった不満が爆発してしまうことがあります。これが不仲になる要因の一つと言えるでしょう。
あなたが爆発するときはどんな時ですか?
トリガーになるものは人によってちがいますね。あなたはどんな事柄、出来事、事象がトリガーとなり爆発しますか?
たとえば、外出予定のある日、時間指定の列車や劇場、さあ家を出ようと思ったときに鍵が見つからない、忘れ物をした、急にお腹が痛くなるなどのアクシデント。 焦りがあるとき、不安が強くなるとき、不信が高まるとき、これらはこころに余裕がないとき、この余裕がないときほど自身の感情のコントロールの真価が問われるのですが、日ごろの不満が積もりに積もっていると、ちょっとしたキッカケで大爆発してしまうケースもあります。
りくりゅうペアから学ぶこと
もちろんケースはちがいますが、アクシデントが起きたときの相手に対する態度や言葉を参考にしてみましょう。
なんと言っても、オリンピックの決勝戦、ショートプログラムでまさかのミスから大失点をしてしまった。落ち込みまる一日以上泣きじゃくる木原龍一選手にフリー演技の始まる30分前に三浦璃来選手がかけた言葉『きょうは龍一くんのために滑る!』この言葉が気持ちを純粋に雑念を払い「ここまで二人で努力して頑張ってきた二人のために滑ろう」と立ち直るキッカケになったと報道されていました。
もしも、これが『なによ、あなたのせいでこれまでの努力が水の泡になったわ!イライラ』とか『なんで、あそこでミスするの!もう知らない!プンプン』『私はちゃんとやっているのに、あなたはなによ!』とか責める態度だったら金メダルどころか、それ以前にペアを解消していたでしょうね。
彼らの場合は日頃から共通の目的を見失わずにお互いの個人の責任を自覚して日々の暮らしも練習も試合もおこなっていたのでしょう。
これを一般の「結婚生活」「同棲生活」に置き換えてみた場合、ペアとなったカップルの間で共通の目的はあるでしょうか?
子どもがいるケースでは「子育て」が二人の大切なプロジェクトになっていれば、その目的のためにはと、各自責任と協力体制がしっかりできるかもしれませんが、子育て自体、妻に任せっきりで「親になった」だけで「親をしていない」夫、またその逆もあります。あるいは育児や家事を担うバランスが偏ってどちらかの負担が大きくなっているとか。こういう場合は子育てが二人の共通目的になっていないことがあります。
または仕事を二人でやっている、自営業であったりすると、そこでの目的が明確で共通していれば、意見のちがいはあっても対話を重ねて納得して行動できるでしょう。この場合もどちらかに責任が偏っていたり、どちらかが主導権を握っていてどちらかが従属的であったりすると、アクシデントが起きたときに責任を押し付け合ったり非難し合う悲惨な結果になることがあります。
なにが言いたいか
①アクシデントが起きたときに「相手のせいにしない」「自分のせいにもしない」いつもここから、起きてしまったことは仕方ないので、ここからできる最善の方法を考えること。つまり、罪のなすり合いや原因探しより解決探しをする。意識を切り替えることがだいじ。
②ミスや過ちは誰にでも起こりいうること。それに対して相手は寛容になること。怒ったり責めたりするのではなく「次はどうしたら防げるか」をいっしょに考える。
③二人の間で「善悪」「勝ち負け」「優劣」「プライド」を競わないこと。どちらかに闘争心が強いとこれらのことで争います。相手も売られたケンカは買ってしまう、または脅威を感じて屈服してしまう。そうなると「人として対等な関係」ではなくなってしまいますから、競わないこと、共同体感覚を忘れないでください。
とくにこの3つを取り入れていただくとうまくいくと思います。
そのためには
メタ認知と言って、お互いが自分を俯瞰してみる(客観視)くせをつけておくといいですね。
人格面では「非認知能力」といって意欲・自制心・協調性・粘り強さなど「内面的な人間力」を養うことがだいじです。幼児期から学童期に伸びるのでそのころの子どもを取り巻く周囲のおとなの影響が将来を大きく左右します。
おとなになってからは、自分で育てていくのですが専門家を頼ってサポートしてもらうことをおすすめします。
では、よい休日になりますことを願っています。
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